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花形敬

伝説の愚連隊。
 花形敬のスカーフェイス 12 週末深夜

テレビの映画放送でブラッドピットの“セブン”を見た。














朝、新聞を見たときに不思議と目が吸い寄せられ、見なくてはと頭に刻んだ。
なぜなのか?理由はないが、私と良い映画(・・といっても今回はテレビだが・・)の出会いとはいつもこういう感じの偶然からの必然のような事が多い・・

良かった!

まず、絵が私好みだった。この映画の解説やレビューなどにもあるように、非常に陰影、コントラストの強い絵で、ともすれば見にくい画像なのだが、それ故に画面の中、見ている自分自身が実存しているかのような空気感が強く感じられ、画面以外の空間までをも含めて映画の中に埋没できたような気がした。それと同時に細かいアイテムに象徴的に使われる強い色調が映画のストーリーを暗示するかのような画面構成はなかなかのものであった。。

そして、私が最も特徴的に感じたのは、やたらと雨のシーンが多いことだ。雨は神経的になにか閉塞感を感じ、人間同士の関係をやたら密接にするような気がした。それが案外この映画の演出効果としては大きかったように思う。

この映画、ストーリーそのものはさほど凝っている?新鮮、斬新とは思えないが、これらの映像演出にかなり細かい仕事が施されていることによって完成度が高まったような気がする。

ストーリーは、中世のキリスト教の世界観がもっともよくあらわされているダンテ・アリギエーリの叙事詩『神曲』煉獄篇・七つの大罪をモチーフに、猟奇的殺人者が、七つの大罪に見立てて連続殺人を行う。無差別猟奇的殺人ではなく、自らが神の裁きを代行し、罪深き行いに対し無関心な現代人に、七つの大罪を犯す象徴的な殺人対象者を綿密に選び出し、その殺人結果をもって暗に現代人に対し贖罪を啓蒙するのである。ここに異常者と正常者との精神的シンクロがあり表裏の心理が錯綜するような感覚が盛り込まれ、真実を凝視する。しかし、この手のストーリーは決して斬新なものではなく、ある意味タクシードライバーにしてもカッコーの巣の上でも、邦画の名作・19歳の地図も同じような手法によるものである。

私がこの映画にある種の関心を寄せ、新鮮さを感じたのは、『神曲』煉獄篇・七つの大罪である。

七つの大罪とは以下のようなものである。
1. 傲慢
2. 嫉妬
3. 憤怒
4. 怠惰
5. 強欲
6. 暴食
7. 色欲

このキリスト教の感覚が非常に面白かったというか、実に端的に人間の行いを表現しきっているなぁ?と関心させられたのである。罪を特化したベースにしたが故に、精神異常者の曖昧な殺人ではなく、ある種の正義に見紛うような原理主義的殺人、明確な人間の欲望や感情に対する怒りの鉄鎚表現と現代の空間の常識がぶつかり、混じり合うことなく理解し得ない感情がダイレクトに受け止められたことがこの映画の優れた点だったような気がしたのである。悪魔と神、神と悪魔、人間が罪に導かれることとは?という日常知らず知らずに犯している罪に、他人に対し、また自分に対しても無関心な大きな罪があるという事にぶつかり、猟奇的な殺人現場がただ単なる表面的な罪でしかなく、実は法の拘束以外に人間は心の中に大きな罪を有し、日々知らずに犯しているという危うさを感じるのである。その境界とは意外と誰の心の中にも存在する。境界によって人が分かれているわけではなく、人の心の中にその境界が存在するのである・・・それを超えず、また自らの立ち位置を常に把握し繋ぎとめるものとは一体なんなのか?映画のラストは“嫉妬”と“憤怒”という罪に仮託した殺人で幕を下ろす。しかし、この憤怒は猟奇的殺人者の罪ではなく、犯人を追いかける刑事が犯してしまう・・・

 花形敬のスカーフェイス11 これ

花形敬の右手。

小指には指輪。。

この手で何人ぶん殴ったんだろう?


しかし、意外と可愛い手でもある。
勝手な想像だが、もっと節くれだったゴツゴツした手であると思っていた・・

この手が

花形敬のステゴロ伝説を作った。


※過去の花形敬のスカーフェイスはこちらで

   ↓ ↓ ↓ ↓ ↓


花形敬のスカーフェイス
花形敬のスカーフェイス2
花形敬のスカーフェイス3
花形敬のスカーフェイス4
花形敬のスカーフェイス5
花形敬のスカーフェイス6
花形敬のスカーフェイス7
花形敬のスカーフェイス8
花形敬のスカーフェイス9
花形敬のスカーフェイス10





本田靖春の著書「疵」に、彼、花形の学生時代(旧制の中学生時分)の喧嘩の様子が、当時一緒につるんでいた石井氏のインタビューとして活写されている。因みにこの疵であるが、相当部分この石井氏のインタビューによって構成されている。生々しい部分の描写、実象の部分のほとんどが石井氏の回想によって出来上がっており、その部分が今の花形像の大半を成している。
石井氏は現役のヤクザであり、先日書店で関東の広域暴力団“住吉会”を特集した雑誌を見ていると、その中に写真が掲載されており、かなりの幹部であった。そしてその面相は絵にかいたようなその世界の方であった。。

石井氏は国士舘の番長であったが、花形が編入してくると同時に番長の座を明け渡すことになる。疵に書かれていた花形の喧嘩の様子は丁度この時分の事である。。

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玉電下高井戸線の上町に青葉学園という女学校がある。

同じ沿線のよしみで、そこの不良少女二人が国士舘の校門近くに、自分たちの学校のバザー券を売りにきた。

石井は仲良くなるのにいい機会だと思ったが、女の子が相手だと急に内気になって口もきけない。

そこで、その方面に達者な西田という4年生(旧制)を使って、こう言わせた。

「あそこにいる石井さんというのが、切符を全部捌いてやるから、そのかわりおたくたちに映画を付き合ってもらいたい、といっているんだけど、どうだい」

取引は簡単に成立した。

「いいわよ」

という返事で、次の日曜日、二対二のデートが実現する。
渋谷のハチ公前で落ち合い、映画館に入ったが、石井には女の子と並んで座席につく勇気がない。彼女達を一列前に座らせ、映画が終わって立つ寸前のどさくさに、うしろの席から声を忍ばせて、次回の約束を取り付ける純情さであった。

バザーの当日、石井は花形と連れ立って青葉学園に出掛けた。石井がお目当ての女の子をきょろきょろ探しているあいだに、花形が明大予科の三人連れに喧嘩を売られた。

花形敬のスカーフェイス 10先日、“パッチギ”という井筒監督の映画がテレビで放映されていた。

この映画、実は以前からDVDを借りようとしたことが何度かあったが
レンタル屋でパッケージの内容を読み、毎回うーん??どうしようかな??
と悩み、結局借りず仕舞いになっていた。

理由の最大は、くだらない内容で時間も金も掛けるのが大嫌いということなのだが、
この映画にはもう少し別の要素が加わっていた。井筒監督は嫌いではない、しかし
内容がどうも“ガキ帝国”に類似してそうな雰囲気があり、リメイクに近いものだと
想像した。

リメイクが悪いのではない、リメイクは前作の足りない部分を補い、必要ない部分
については修正や削除という作業が加わるから、自然と作品の完成度は高くなる。しかし、問題は、初期の作品に比べ、著しく勢いやスピード感が喪失され、ダるーい印象が残ってしまい、
言いたいことは明確に分かるのだが、妙に説教くさかったりする。

初期作品の完成度は色々な意味で低く、荒削りであり、ともすれば全体を通じて散漫になりがちではあるのだが、言葉では言い表せない迫力あるメッセージがグングン伝わってくるという凄みがあり、小説的な感覚ではなく、激しい詩のような純粋でシンプルなメーセージを享受できる。私は、その比較からリメイク的なものをどうしても避けたがる強い傾向がある。世間に評価されているということはある一定以上の内容であるのは間違いないが、しかし私としては前作を越えるかぁ?という絶対的な疑問があり、大抵つまらないという固定観念が大きく心を支配していた。

しかし、大した期待もせず録画しておいたビデオテープを休日に見た。

よかった!!!

ガキ帝国と底流に流れるテーマ、そして時代背景を含めた設定はほぼ同じような構成だったのであるが、所謂リメイク的な作業で消しこまれる部分が少なく、それでいて綺麗にまとまってはいるのだが、スピード感や勢いが削がれる事無く仕上がっていたのには感心した。なによりも、ガキ帝国と印象が被らなかったのが、新しい映画として見られた最大の要因であったのと、ガキ帝国から一貫したテーマがよりポピュラナイズされているとは言え、キチンと尖った部分を削り取る事無く仕上がっている事が良かった。

この映画、よかったのであるが、実は少しの引っかかりがある。

京都以外、少なくとも京都を中心とした畿内以外の人にこの設定の感覚が分かるかなぁ?というものである。
基本的な構成は、京都在住の朝鮮人女性と日本人の青年の恋愛が中心の軸であり、そこに人種差別や歴史・社会が作り出した理不尽な境遇の差が鮮明に横軸を走っている。問題はその横の軸の幾本かが、実は京都の人間でないと深い意味を感じ取れない部分が無数に散りばめられているような気がした。おそらく井筒監督は奈良出身であり、この辺の事情は熟知していて、我々京都の人間もかなりのリアリティーとして受け止められる内容になっていた。

 花形敬のスカーフェイス 9 年末年始のテレビ番組には辟易させられる。。

朝から晩まで特番と呼ばれる番組が犇いており、そのほとんどが正直私にはつまらなく感じる。。なんのために作られているのかよく理解できない。。。

家族が見るので仕方なく隅で新聞や本、インターネットを見ながら断片的に覗いている。。
実に苦痛な限りである。。。

早くもとの番組編成に戻ってもらいたい限りである。






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そんな中、ここ数年年末恒例の格闘技番組を去年は見た。K-1だ!
対戦プログラム中、ボビーや曙、金子何某などのキワモノもあり、エンターテイメント性が少し強いような気もするが、今回の中ではやはり桜庭対秋山戦に興味が惹かれた。

私は格闘技の専門的知識が深いわけでも経験者でもない。
しかし、今回の桜庭対秋山の一戦に関しては、始まってすぐ、“これは秋山の方が強い!”と即座に感じた。桜庭はいまや伝説の格闘家だ。私もグレーシー一族との死闘は見てきて、彼の変幻自在、常識を超越する攻撃には感心させられてきた。。そんな存在の桜庭が同じ日本人格闘家、今や格闘界の中心部分に席捲する柔道出身者である秋山とどのような対戦をするのか?興味がかなり高かった。

しかし正直がっかりした?というか桜庭!なんか弱いナァ?と直感的に感じた。
根拠はないが向き合った瞬間の凄みが各段に違う感じがした。あの変則的な攻撃が秋山に入り込む隙がまったく感じられなかったのだ。。。

結果は桜庭のTKO負け。敗戦後に桜庭が秋山の体に不正なオイルが塗り込まれていた!と猛抗議をしたことが今日のネットのニュースで流れていたが、私の素人感覚からでも、例えそれが真実であったとしてフェアな状態で再戦しても現状で桜庭に勝機があるとは感じられなかった。そしてニュースで、桜庭は過去無い位の猛抗議!となっていたが、ピーク時の桜庭だったら果たしてそんな事をしただろうか?と疑問を感じる。この過去無い猛抗議が逆の意味で力の落ちた格闘家の姿を露呈したような感覚が生れた。格闘家が持つ勝ち負けの鋭敏な感覚がぶれているのではないか?と感じてしまう。強い格闘家はある意味、自分より強いものに闘いは挑まない。とくに生死をかける闘いには。宮本武蔵がそうであったように、強いと言う事は、明かな力の差を瞬時に嗅ぎ分ける能力からくるものである。そういう意味で桜庭の抗議は少しがっかりするものが存在する。。。

 花形敬のスカーフェイス 8 久しぶりの花形敬エントリーである。

先日「東声会」のDVDを見た時

東声会とはこちらを参照


力道山登場場面、渋谷の用心棒云々という件で花形との対面シーンが出てきた。
この場面は、花形伝説の最大のものとして、花形を知っているものからすると、彼の強さのハイライトの1つだろう。

あの国民的英雄が、花形の凄みを前に引き下がった。。
これ以降、力道山は花形に媚びるような態度になる。。

それ以外にも彼の強さを象徴するエピソードは多数存在するが、力道山という戦後最大の英雄と市井の愚連隊最高の猛者とのコントラストが、花形を何よりも際立たせるのであろう。。
映画などはこのシーンを彼の絶頂として描く。。。

しかし、私は花形敬のハイライトは別に感じる。。

昭和38年9月28日付け読売新聞朝刊

「川崎発」
27日午後11時15分ごろ神奈川県川崎市二子56さき路上で、2人組みのヤクザふうの男と口論していた男が、二人組みの男の一人から鋭い刃物で心臓を突き刺されて間もなく絶命した…………………
殺された男は持っていた自動車運転免許証から東京都世田谷区舟橋町1094、花形敬さん(33)とわかった。…………………
安藤組長が服役中、安藤組の事実上の親分格となっていた。
渋谷署では、安藤組は横井事件で安藤組長ら幹部が逮捕されて以来、すっかり“落ち目”だが、稲川一家が横浜―川崎―東京とナワ張りをひろげ、渋谷で安藤組とことあるごとに対立、いざこざが絶えず、最近その対立が深刻になってきたため警戒していた矢先だった。

新聞に“落ち目”と書かれている事が、一際目を引く。
逆に言うと、それほど昔年において隆盛を誇っていたと認める部分があったということではないか、新聞と言うメディアがヤクザの盛衰をどのように捉えていたのかは分からないが、ある意味象徴的な人物の死と捉えていたのは間違いないだろう。。

後年この時分の事を安藤昇が述懐している。

「だからね、結局、あの事件(横井英樹襲撃)を起した時、俺自体、行き詰まっていて、どこかに捌け口をみつけようとしていたんですよ。
バクチで“どっちも、どっちも”やっているんじゃ、どうしようもなくなっていたということですね。それが、事件の伏線になってる」

私はこの部分が安藤組を含め花形敬の最大のハイライトではないかと常々考えている。。

安藤昇だけが気づいていた。しかし、遅かった。。
愚連隊という形態で駆け上がり、愚連隊という形態に押しつぶされた。。

この稲川一家台頭と衰退の安藤組。

 花形敬のスカーフェイス 7 花形敬。。

彼については何度か書いてきたが

彼に対しての私の興味が尽きる事がない。
これは何故だか分からない。








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市井の愚連隊でしかなく、歴史に名を残す偉人でもなんでもない。
他人にこの人物に対しての興味を喋ったことはないが、20代前半から細々と途切れることなく意識が繋がっている。。

先日ある方からコメントをいただき
“疵”を久しぶりに部分的に読み返していたとき、本田靖春氏の言葉に引っかかった。。
多分全てではないが、この部分かなぁ?と思えた。。

それは、戦後という時期が終わり、高度経済成長を向かえる時、愚連隊と呼ばれたアウトロー達にもその波は押し寄せてきた。。
その時、愚連隊は腕一本の世界から本格的ヤクザへの転換期にさしかかり、花形が所属した安藤組も転身を模索した。
そこには戦後の愚連隊とは各段に規模の違う政治経済“暗部”への結びつきが必要となり、それは現代ヤクザに通ずる経営マインドの創出の起点となる時期でもあった。

そんな劇的な過渡期に差し掛かった時、花形の存在、あくまでも素手一本の喧嘩に男の誇りを貫こうとしたアウトローの姿に、ある種のドラマを感じても不思議ではない。

しかし本質はそのドラマティックな悲劇性ではない。

時代の波に上手く器用に乗れるのは、ほんの僅かな人間でしかない。
誰しもいつかは時代から取り残され、そして新たな潮流に飲みこまれる。。

大半の人間がそうであり、若かりし頃の大志が忘却の彼方に運び込まれてしまう。
自分の変容を現実とか大人という言葉で処理するか、無視しつづけるのではないだろうか。。


ヤクザは本来社会の“異端者”のはずである。
花形は、その世界での“正統”を歩いていこうとした。
しかし戦後は過去に送りこまれ、ヤクザの世界にも“秩序”が求められ始めた。
そうなった時、花形の存在は“異端者”に変質してしまったのであった。。

この部分になにか感じないだろうか?

私の興味が尽きない部分は、多分このストレートな人生に感じるものがあるのだと思う。
いや、彼がもし、その後も生きていたらおそらくこんな純粋な形では居られなかったのも事実で、これは結果論かもしれない。しかし彼の死は、必然を抱えた不器用さと純粋さがあることも事実だ。。


彼の人生に仮託して、小さな枠組みの中での安定と引き換えに
良民と呼ばれたい自分が売り渡した多くを感じる事ができないだろうか?



花形敬のスカーフェイス6ブログのエントリーが終わると、一応は美観を確かめるのに暫く眺める。。(笑・・)

こう見えても一応であるが、なんとなく自分のブログの雰囲気は大事にしている。。

うまく言えないが、全然知らない方が、どういった経路で辿り着いていただいているか分からないが、貴重な時間を私の駄文に費やして頂いている、そう思うと、横着な私でも少し、ほんの少しだが気を使う。。

また、さまざまな意見を頂くコメントにもありがたいと感謝している。そういった事を考えると、なるべく“ふー”と気楽に入っていただければと何時も考えている。。

少しエラソーになるが、少々そんな事を毎回考えながらエントリー後は眺めている。。

今日もブログランキングの移籍の告知エントリーをし終わったあと、何気なく何時もの様に眺めていると、ある事に気づいた!カテゴリーごとのエントリー数にだ!!
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花形敬が5エントリーから増えていない。。。

と気づいた時、同時にある事を思い出した!

たしか書こうと思ってた内容があった!!と

というより、ほんの少し外れるが、花形そのものではなく、彼の生涯を小説にまとめたノンフィクション作家、本田靖春さんの事だった。。

それは偶然私の目を奪った。。

先日出張の際、新幹線の中で雑誌を読んでいて、フッとある本の紹介が眼にとまった。。

本田靖春。。“我、拗ね者として生涯を閉ず”

ふーん。。なんか変わったタイトル??しかし惹かれる。。拗ね者という言葉に。。

あっ、そう言えばこの人“花形敬”の疵の著者、たしか読売新聞の記者だったんじゃないかな??

と説明文を読むと、一気に興味をそそられた!!

読売新聞の記者として「黄色い血追放キャンペーン」では陣頭指揮をとり、日本から売血を無くし献血を根付かせた。しかし高度経済成長・飽食の時代に突入すると、読売新聞では正力松太郎の権勢やナベツネの独裁、同僚の社会部記者のサラリーマン化によって、かつての活気が失われていく。そして彼は読売新聞を退社し、フリーのノンフィクション作家として活躍の場を広げていく。
売血問題の取材の際に実際に売血を繰り返したことで、彼自身も肝炎に罹り、肝臓ガンとなって彼の命を奪ったのだ。彼は富と名声を遠ざけた生活を続け、権威的であるという理由で、文芸春秋の仕事を断るなどする。
最期は糖尿病により片目を失明し、両足を壊疽によって切断してもなおこの連載を続けた。この連載を終わらせるために生きていると断言し、病魔と闘い続けたがその願いは叶うことがなかった

  花形敬のスカーフェイス5花形敬がなにかの嫌疑で連行される映像の写真。

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久々の花形敬だ。。。。
花形敬のスカーフェイス
花形敬のスカーフェイス2
花形敬のスカーフェイス3
花形敬のスカーフェイス4



少し訂正したい事があってエントリーする。

以前花形敬の映画をつくるならキャストは木村一八かなぁ!と書いたが訂正したい。


佐藤浩市だ。彼しかいない。

根拠はNHK大河ドラマ”新撰組!”の芹沢鴨が実によかった。

傍若無人さと、人に理解してもらえない虚無感と孤高にならざるおえない寂寥感。

少し荒削りで細かい機微までは表現しきれていないが、でも良い!!

少し育ちの良さがチラチラみえるところも。



渋谷物語、期待してなかったが駄作だった。。。

エンディングで登場する安藤昇が、老人になったなぁという点のほうが印象にのこってしまった。




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 花形敬のスカーフェイス4花形敬の存在は、戦後日本の政府レベルでの歴史観ではなく、一般庶民史観としての戦後日本の事実を探求するスイッチである。

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戦後愚連隊初期の存在は、後の無法振りとは一線を画す。
たしかに非合法的性格集団であったことは間違い無いが、侠気を備えていた。

現代のVシネマで繰り返し愚連隊の実録シリーズが作られる背景には、一つの正義を備えていたためではないだろうか。

一般的には体系化された社会現象として表向きには決して取り上げられないが、終戦後の混乱期に従属的に連行された朝鮮半島の人達が徒党を組み、旧来及び戦後日本の体制に対して爆発的に反抗(日本側から見るとであるが)を各地で繰り広げたのは事実である。
しかし批判は出来ない、当然それまで従属的にそして差別待遇を強要してきたのも事実である。終戦を期にアメリカの占領となり、自由な存在が確立できるという機運が訪れた時、それまでの鬱屈したパワーが、自分たちを虐げてきたものに向かうのは自然の理である。

しかし度のすぎたパワーに発展したとき、民族の問題ではなく、公序良俗という観点から鎮圧すべき問題となる。
しかし、当時の日本には警察は存在したが、法体系及び実力の武装が存在しませんでした。
では、一体誰に治安を守ってもらうのであろう?

間違いなく当時は既存のヤクザは勿論であるが、愚連隊も例外ではなかった。
やくざ・愚連隊の存在と戦後日本の朝鮮人暴動は、戦後史の重要な問題点であると同時にその後の社会形成上の核である。

それは戦後日本が高度経済成長を続ける過程での差別体系確立や、やくざの存在を社会の既成事実にする一端となった起点でもある。

間違いなく、京都のある警察署は戦後襲撃をうけ、それを守ったのは地元やくざである。
今、その事実を警察側が明確に自身の戦後史で語っているだろうか?
「〇〇組にあの時守ってもらって助かった-―!」と言うのは聞いた事がない。
しかし国権の治安機関が、戦後という混乱期にせよ無頼の徒に保全を求めたのである。

けっしてヤクザが素晴らしいということを言っているのではない。
歪が存在するのである。
しかし、歪そのものは問題いではないと思う。どんな環境にも歪は存在する。
問題は一方的に隠蔽することにあると思う。
いつまでもちくちく後ろ指さされるもとである。その体質がいろいろ問題なのである過去も現代も!
だからといって現代のヤクザ組織を肯定しているわけではない。

 花形敬のスカーフェイス3花形敬シリーズ3回目である。

花形敬のスカーフェイス http://junca.wablog.com/13.html
花形敬のスカーフェイス2http://junca.wablog.com/30.html
花形敬のスカーフェイス4http://junca.wablog.com/58.html

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朝起きて一通りの用事を済まし、レンタルビデオ店に直行した。
今年3月に公開された“渋谷物語”を借りるためだ。劇場に見に行こうかと思いながら、
結局行けずそのまま忘れていたが、朝突然思い出したのでした。
ビデオ店につき棚を探すと全て貸し出し中で、今日は見ることが出来ませんでした。

この“渋谷物語”は安藤昇が主人公の愚連隊ものだが、どのような内容かは知らないが一応見ておこうと思っていた。
実は正直、期待はしていない。過去この手の実録物のおおよそ80%が期待外れだった。
理由は二つ、一つにはキャスティングがイメージと乖離している点(これは映画には付き物なのであり宿命だが、商業性が前に出すぎるキャスティングが気になる)と、個々の登場人物の外見にだけ拘り、内面性がまったく表現しきれない役者不足感、二つ目には脚本が杜撰であり実話の単なる焼き直しでしかない事である。
今まで花形敬は3回主人公として映画化されたが、最初は菅原文太主演の“人斬り舎弟”で花形が安藤組の幹部になってからのストーリーだが、まず人斬りというタイトル自体が間違っている、花形は以前に書いたが、素手の喧嘩をポリシーにしたステゴロ師である。この時点で少し興ざめである。
しかしこの映画の時分は本田靖春の“疵”が出版されておらず、花形自体の存在がまだクローズアップされていなかったので多少の脚色により独特のキャラクターを作ったとしてもおかしくないし、仕方が無いかとも思う。全体には後の2作よりは良作であると判断できる。菅原文太の花形は違和感が残るが、菅原文太が演じるヤクザという見方であるとなかなかニヒルで面白いキャラクターを作り出していると思う。しかし後の2作は間違いなく“疵”をベースにしており、その中の花形をモチーフにしている。しかし映画としては、申し訳無いが“駄作”である。陣内孝則も哀川翔も嫌いな役者ではないが、かなり違和感があった。陣内主演の“疵”は劇場で見ましたが、最後の方のシーンで花形が獄舎にいる安藤に面会する場面で、安藤役の岩城晃一が丸刈りなのであるが、コントの“はげずら”のようなものを被っており、そのシーンの瞬間劇場は笑いの渦であった。これでは駄目である。

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