2007年04月
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群集の中を求めて歩く(by 朔太郎)
私はいつも都會をもとめる
都會のにぎやかな群集の中に居ることをもとめる
群集はおほきな感情をもつた浪のやうなものだ
どこへでも流れてゆくひとつのさかんな意志と愛欲とのぐるうぷだ
ああ ものがなしき春のたそがれどき
都會の入り混みたる建築と建築との日影をもとめ
おほきな群集の中にもまれてゆくのはどんなに樂しいことか
みよこの群集のながれてゆくありさまを
ひとつの浪はひとつの浪の上にかさなり
浪はかずかぎりなき日影をつくり 日影はゆるぎつつひろがりすすむ
人のひとりひとりにもつ憂ひと悲しみと みなそこの日影に消えてあとかた
もない
ああ なんといふやすらかな心で 私はこの道をも歩いて行くことか
ああ このおほいなる愛と無心のたのしき日影
たのしき浪のあなたにつれられて行く心もちは涙ぐましくなるやうだ。
うらがなしい春の日のたそがれどき
このひとびとの群は 建築と建築との軒をおよいで
どこへどうしてながれ行かうとするのか
私のかなしい憂鬱をつつんでゐる ひとつのおほきな地上の日影
ただよふ無心の浪のながれ
ああ どこまでも どこまでも この群集の浪の中をもまれて行きたい
浪の行方は地平にけむる
ひとつの ただひとつの「方角」ばかりさしてながれ行かうよ。
東京に行くと
大学の時に初めて読んだこの詩が頭を過る・・・
雑踏の中の静寂と覚醒感・・
虚構であるが・・・
そんな事を欲して東京へ行きたくなる・・
東京に住みたい気持ちが私にはある。
現実逃避も含め、明確な感情としてある。
正直、京都はあまり好きではない。
投稿者 junca 30日 23:57 | コメント(0) | トラックバック(0) | スタイル
一体何時なのか何の為の部屋なのか分らない空間。
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透きとおった空気が流れるが、自然のものではない、明らかに人工の空気であり、人為的な空間から発生というより発生させている感じであった。
正面の壁に何を意味するのか分らない
金箔で覆われた円形の大きな造形物が掲げられていた。
その前に白木の箱が
しばらくすると白木の箱は移動された
街のサウナにあるカプセルホテルの入り口のような処へ・・・
小さな
しかし
かなり厚みのある金属質の扉がかれた。。。
扉の開口部の大きさは白木の箱が入るのが精一杯くらいしかない。。。
その扉に白木の箱はスルスルと運び入れられた・・・
そして
扉が閉まった。
空気が引き攣った
そして
静かに切り裂れた
しかし、シャープな切り裂き感ではない
無骨な麻布を無理やり裂くかの如く・・・
叔母とのお別れだった。
叔母が消えた。
その時には既に叔母という名前の物体でしかなかったのであるが・・・
叔母という物体も消えていった・・・
2時間後
金属製の大きな
そう
人間の体の大きさの
皿に
粉々になった骨が散乱していた。。
骨を拾った
竹と木製という異質なもので対になった箸で・・・
石灰のような塊でしかなかった。。
その石灰のような塊で叔母と直結することは不可能であった。
扉がしまった瞬間
完全に
いなくなった。
消えてなくなった。
おばちゃん・・
19年
癌と戦った
おばちゃん。。。
危篤と聞いた夕刻
仕事で動けなかった・・
暫くすると“持ち直した”と連絡が入る。
ホッとした。。
明日お見舞いに行こう、仕事も休みにして・・
家に帰ると母から電話があった。
明日のお見舞いは見合わせてと・・・
なぜ?
危篤の報を聞いた親戚一同が病室に集合した。
持ち直した叔母がその様子を見て
私、お陀仏?
と笑った。。
叔父から、“まだまだ戦う気持ち”ですと・・
お見舞いを控えた。しばらくしてからにしよう。。
いや、正直会いたくなかった。そういう気持ちが支配していた。。。
しかし、叔母は急転直下その後すぐに亡くなった。
会えなかった最後ではなく“会わなかった最後”。。。
優しい叔母だった。
大学を辞めようかと気持ちが揺れていた時
大きな眼を潤ませて叱ってくれた叔母。
父親が忙しく夏休み家にいた私を海水浴に連れて行ってくれた叔母。
投稿者 junca 29日 23:57 | コメント(0) | トラックバック(0) | スタート
6時だったか?
薄暗くなりかけていた。。
大阪・梅田・・
今から20年前。。
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「おーい!こっちこっち!」
「あっ!先輩!すいません。慣れないもんで大阪!待ちました?」
「いや!俺も今来たとこだよ!それより腹減らん?」
「あっ、そうですね。」
「まだ時間あるから飯いこ!安い寿司屋がこの先にあるから!」
「えぇ?寿司ですか?俺、金ないですけど・・・」
「大丈夫!」
ってなことで先輩と待ち合わせし、梅田の小さな映画館へ向かった。
私のブログは自分自身では基本的には日記と定義している。
しかし、世の中の一般的なイメージとしてのその日あった事を記載するという定義からは
大きく外れているかもしれない。
しかし、最近にあったこと、以前に感じたこと、昔の話、いずれの内容にしても、基本的には書く直前に考えていた、頭の中にその日過ったものであり、私にとってはその日考えていたという意味において日記としている。
大体、私のような普通のサラリーマンの日常など書いても・・・というより元来、なんど試しても書けなかったのである。所謂世間一般がイメージする日記という代物が・・・・
子供時代の絵日記ですら私は半分くらい虚偽報告があった。。。。。。。。
まぁ、どうでもいいことなのだが、なんでこんな事を書くかというと、またしても突如キーワードが頭を過った!!!
なんとも不思議なのだが、突如、どこから?なんで?こんな事思い出すの・・・いやなんで
突如頭のなかにこんなキーワードが浮かぶの?というのが出てくる。。。
これが私の日記の根幹である・・
それは、私の定義とする日記のテーマが電光石火の如く頭の中を通り過ぎた瞬間である!!!
なにか、この日の啓示!である!
今回のそれは!
「ロビンソンの庭」
20年前、映画好きの先輩と見た映画である。。
20年前、1987年、この時分ンの映画界、日本の映画界は正直、崩壊寸前だったような感じがする。
今のような確実な商業ベースが確立されておらず、大半が洋画か、大手配給のくだらないもの、犬が主人公なんかのつまらない映画が封切館で上映されており、骨太な尖ったものはほとんどが自主映画や小劇場配給のものであった。
映画は儲からないというのが定説であったが、この時分とこの時分より少し前の監督が私は大好きである。
洋画の名作なんかほとんど見た覚えがない。
投稿者 junca 17日 01:27 | コメント(0) | トラックバック(0) | スタイル
仕事は正直、惨敗に終わった。
くたびれた。。
もう辺りは真っ暗。
駅を降りて家路に向かう途中、小学校の横を通り過ぎると、桜がほとんど散って、わずかな街灯と月明かりに照らされた道に花びらが散乱していた。
桜が終わった事を告げられた感じがした。。
今年は桜を一度もゆっくりと眺められなかった。。
せっかく咲いてくれていたのに・・・
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なぜか、申し訳ないなぁ・・なんていう感覚が胸を突き上げた。。
どんな草花も神秘的な要素は兼ね備えているが
桜ほど不思議な花はない。
これほど極端な開花と、その花の短さは他の草花を寄せ付けない程鮮烈であり、近年益々桜に寄せられる人々が増えているような感じがする。
私も歳とともにその想いが強くなっているのが自分でも確認できる。
お花見という意味ではない。
なぜか、一人で見ていたいなんていう感傷的な感覚が年々強くなる。。
本当に感心させられる花だ。2週間、4月の初めに咲く。一年の内、たったの2週間。
忘れることなく咲く。何年も何十年も何百年も・・・・
不思議で仕方がない。。。。
数年前、知った。
今各地で咲いている桜のほとんどが江戸期に品種改良されたもので、本来の桜とは山桜であることを。
近畿で山桜といえば、吉野と連想は直結する。
古の高貴な人々が愛でた桜。それこそが吉野の山桜だ。
去年初めて見に行った。
京都から現代でも相当な時間のかかる場所である。この場所にそれこそまともな交通手段がない時代にかなりの時間をかけ桜を見に行った往時を想像すると、その山の持つ性格が改めて感じられる。
この山は特別なんだな!と・・・・
ソメイヨシノのような華奢な桜ではなく、がっしりとした強さを感じる桜。
ソメイヨシノのような不安な感覚を誘うような可憐さはないが、日本の原風景に息づく吐意気のような美しさが山桜には感じられた。
この山は別の意味でも特別だ。
自然の要害。
最終防衛拠点として、この地は幾度となく歴史に登場する。
この地の歴史上のクライマックスはやはり、後醍醐帝が開いた“南朝”だったんじゃないだろうか?
後醍醐天皇と吉野の桜!
“ ここにても雲井の桜さきにけりただかりそめの宿と思ふに ”
桜の逸話や思いは幾万も存在するが、後醍醐天皇と吉野の桜こそが、日本にとっては一番意味深いものを私は感じる。
投稿者 junca 13日 05:22 | コメント(0) | トラックバック(0) | think
なんか難しい漢字が並ぶが
まぁ!要するに、大昔から
春は、よぉ寝れる!ってなことであろう!!
確かに最近よく寝れる、朝など目ざまし時計を知らないうちに切っていて、いわゆる2度寝というものをしてしまっている。
なんと、これが実に気持ちいい!!
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が、朝の10分は日中の1分に相当するくらいに早い!
気付くと、ほんの10分!と思っていたものが、1時間寝ていたりして、大騒動で毎朝出勤している。
まさしく春眠不覺曉である。。。。
そんな気持ちのいい春の朝、我が家では小さな事件が起きた、となると大抵該当者は長男のU君が相場なのであるが、今回は違った!!
お姉ちゃんであるKyoちゃんだ!
Kyoちゃんは比較的几帳面な子で、親から“あーだこーだ”と言われるまでもなく、自分である程度テキパキやるほうで、叱ることもほとんどない。
だからU君がやらかすような“抜けた”ような事はほとんど見たことない。。
今、子供たちはやっと春休みが終わり新学期に入ったが、先日まで春休み。
しかし数年前の春休みとはかなり様相が違う。特に中学に入ったKyoちゃんは格段に生活パターンが変化している。朝は休みといえども毎日部活で、7時半には家を出ていく。
昼過ぎに帰ってきて夕方には塾の春季講習会へ。部活から帰ってきたといっても塾の予習や復習やらバタバタと準備に追われ
休む間もなく夜の10時まで・・・・
少し心配なのだが、本人はいたって真剣に毎日このスケジュールをこなしている。
やる気満々であり、やっただけの成果が目に見えて表れたのが楽しいみたいなので、あえて何も言わずに眺めている。
しかし、私などは少し不安がある。。
「俺のDNAにはこんな要素はないはずなんだが・・・・顔は金太郎飴のように俺に似ているのに???うーん。。。違う・・」
そして我が家の一大変化のもうひとつの要素は、嫁が毎日働きにでているという事だ。
パートであるから終日ではないのだが、朝が早い。8時半には家を出ている。。
そうなると、U君以外の皆は朝8時半までには家を後にする。。。
これが春休み始まってからの決まったスケジュールになっていた。
しかし、先日、Kyoちゃんの部活が珍しく午後12時半からの開始になったのである。
前の晩、その話をしていて、確かに疲れも出てきているようだし、ちょうど朝ゆっくりできてよかったね!なんて喋っていた。。本人も少しホッとした、というより、ゆっくりと寝たいという欲望がピークを迎えていたのかリラックスしたような感じであった!!
投稿者 junca 9日 00:57 | コメント(1) | トラックバック(0) | 子供
・・・・・
ひどいものであった。。
・・・・・・
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25日の日曜日夕刻に携帯が鳴り、取引先の管理職から激怒のクレーム一報!
この瞬間から今日までのスケジュールがガタガタに崩れ、おまけに体調までおかしくなった。。。
翌26日は終日クレームに対する協議と平行して翌日からの出張の準備、本来ならば27日午前6時18分京都発ののぞみで東京へ向かう筈であったが、協議の結果、私が先方へ陳謝及び事情の説明と今後の対応をしに行くということになり、急遽スケジュールを調整した。取引先は名古屋、まず名古屋によりその後東京へ向かうことに。。。
しかも名古屋を午前中に終え、午後二時には東京へ・・などと上手くいくのか?と心配したが、とにかくこのタイトなスケジュールで行動することにした。
クレームは早々に解決する問題でもなく、また先方の担当者及び上長である管理職も激怒、ちょっとやそっとで雪解けなどと言うムードではなかった。
根本的にはこちらが悪いのであるが、しかし幾分取引の優越的な地位による傲慢な側面が見えなくもない。しかしそこは上得意先ということもあり、とにかく穏便に収めることが優先された。
が、まぁ一度の訪問でどうにもなるでもなく、東京の出張が29日に終わるので、その翌々日再度訪問することで東京へ向かう予定の時間に納めた。そして東京から戻り、出張の報告とこの間のクレームの進捗報告。。。翌31日には早朝から再度名古屋に向かう。この日も終日かかった。どうにか1日は休んだのだが、翌日四国へ向かい、翌3日には再度名古屋に戻り、午後10時まで色々なことを話し合った。
そして昨日
全体的な話を会社に報告し今後の方向性を検討するに至ったのであるが、実は2日から3日に至る過程で新たなクレームの火種になりかねない情報が携帯に入る。現在進行している大きなプロジェクト、かれこれ取り掛かりより約1年になろうかというものであるが、これが突如雲散霧消するような内容の情報、新幹線の中で脆弱な電波状況の中、関係方面と連絡を取り合い対応する。
こちらも現在解決したわけではないが、今のところ沈静化した。そして件の名古屋のクレームも完全鎮火ではないが、こののち時間をかけての解決を鋭意努力していかねばならない状況である。
完全に気持ちが萎えた10日間。。
インポテンツな10日間。。。。
投稿者 junca 5日 23:57 | コメント(0) | トラックバック(0) | スタート
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