2005年09月11日(日)
矢沢永吉/Do you know YAZAWA 
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確か6・7年前だったと思うが、NHKで制作されたドキュメンタリー番組だ。直訳だと矢沢知っていますか?ということになるが、意味が最初わからなかった。矢沢、言わずと知れた“えーちゃん”だ。どちらかというと知らない人のほうが少ないロック界のスーパースター、不良のカリスマである。それを誰かに尋ね、矢沢のいままで知られなかった面をドキュメントするのか?とにかく見ることにしました。
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番組の概略は、エルビスプレスリーのメモリアルコンサートに世界のロックスターが多数参加し、その中の日本代表として矢沢も参加するという構成だった。そこで、矢沢知っている?というタイトルがどのような意味をもつかであるが、結論的には日本でのスーパースターが海外の大物の中に入るとまったくの無名であるということ、そしてその状況のなかで奮闘する矢沢の追跡だった。
たいへん面白かった。
現地エージェントは矢沢にももちろん存在したが、基本はすべて自分が英語で主催者と交渉して行くのである。ロッドスチュアート、ボンジョビ、ロバートパーマー等々並み居るスターが優先されるなか、じっと耐える矢沢の姿があった。ともすれば“いじめ”ににた冷遇を矢沢は受ける。アレンジもいいかげん音響もいいかげん、スタッフからすると矢沢なんかまったく相手にしていないのである。しかし矢沢は怯むことなく堂々と英語を駆使し抗議していく。マネージャーに任せず全て自分で。コンサート前集まった観衆にNHKは、Do You Know YAZAWAと次々に聞いていくが、100%みんな知らなかった。「誰?」
番組の中盤でこのドキュメントの一番の山がある。それはリハーサルの順番を矢沢は案内されたスタジオの中庭で待つ、しかしいつまでたっても呼びにこない、時計をみると3時間くらいまたされているが、一切主催者が侘びを言いに来るでもなくほったらかし状態である。
そのとき矢沢は笑いながら、
「はっはっ。日本でトップでもこんなもんよぉ!」と軽く言いきった。もちろんテレビ取材的な見解と構成と解釈してもいいのだが、ドキュメント前部の流れから、作った姿とは思いにくかったし、真実をまともに晒していたような気がする。
そして実際のコンサート当日、矢沢の控え室にバラがロバートパーマー(だったと思うが)から届く、その花の中にメッセージカードが入っていて、そこには、「ぶちかましてやれ!!」
と書いていたらしい。リハーサルを通じ実力を認めている大物もいたのである。そしてそれは冷遇されている状況も知っているのである。しかしツマラナイ仲裁やとりなしは一切なし
なのだ、そんな状況を押しのけ、そして実力を発揮してこそ彼らは本物として認めるのだ。
番組の最終、えーちゃん“いざ鎌倉”よろしくステージに登場!しかし最初観衆は“こいつ誰?”的な冷淡な反応。しかしその数秒後、わぁーと大歓声が起こり。皆がえーちゃんを凝視する。アジアの片隅からやってきた無名のロッカーのプレスリーに歓喜するのである。
あまりにもダイナミックなステージングに周りのスターも圧倒される。ロッドスチュアート
などはエンディングで矢沢を中央にまねき独唱をさせる。そして「君、エルビスうまいね!」
という皮肉めいた言葉を投げかける。完全に“食った”のである。
番組エンディング再度コンサート会場から帰る観衆にNHKはインタビューマイクを向ける、
Do You Know YAZAWA? 「オフコース!最高だった彼は!あなた達日本人は誇りに思いなさいよ、あんな凄いアーティストがいるのよ!」と逆に教えられるのである。
矢沢は勿論国内では、言葉悪いが“ちやほや”されているだろう。しかし世界に出るとまったくの無名なのだ。この番組の矢沢の凄いところは、その状況を冷静に理解している事である。そしてその評価を正面から正直に受けとめて逃げてない事だ。そして自身を衆目にモチーフとして晒している点だ。
国内には数多の芸術家が存在するが、勘違いしているものが多いのではないだろうか?
自分の実力を自分で過剰に評価しているのではないか?だから変なプライドだけが高くなりわがままになる。そのわがままが芸術家たる所以と恥ずかしい屁理屈をこねてないか?
是非とも若い芸術家は、大きな志で世界を目指して欲しい!
井の中の蛙、大海を知れ!
と自戒も込め書きました。。。

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永ちゃんはロッドに影響を受けているし、ロッドとパーマーも同じ曲をカバーしあったり、私はこの3人とも大好きなので、この話に大変興味あります。
DVDで発売されないかな。
永ちゃんの嬉しい所は、何時も前を走ってくれる事。
この話はホントに感激したね。