2008年10月16日(木)
おもちゃ
amazon.co.jpでおもちゃを探す
家に帰ると居間の隅のほうにコピー紙を
丁寧に本のように閉じている束を発見した。
手にとって見ると、U君が作ったものであることは直ぐに分かったのであるが、それは子供にしては、、、というより何事においても雑で大雑把、いい加減なU君にしては丁寧かつ几帳面な、かなり凝った作りをした“本”になっていた。。。。。
表題を見てみると
“攻略本”となっていた。
攻略???なんのこっちゃ???
ペラペラめくると
小さな字でギッシリと書かれていたのだが、何一つ内容が分からない…
暗号のような事が誌面一杯に書き込まれていたのだ。。。
なんじゃ?こりゃ??
嫁に聞いた?
「なぁ?これって何???」
「あーーーーーー!それ!」
「うん、、これ?」
「それってU君が作った攻略本!!」
「うん、、それは表題に書いてあるからわかるんやけど、、何の攻略?」
「決まってるヤン!!ゲーム!DS!!」
「あ?------!ゲーム。。。。でもこの暗号みたいなのが?」
「そうそう!それを今日学校帰ってから必死に作ってたんや!」
へぇーーーーー!
「学校帰るなり、PCに向かって難しい顔でカチャカチャ、、、物凄い真剣な顔、野球の打席に立ったときより真剣な顔やって、学校でなんか調べなさいっていう宿題かと思っててん。。。
しかも難しそうな顔でため息ついて、ちょっとしたらコピー紙にコリコリコリコリ書き出すから、黙ってホッてたんやけど…・」
「?????」
「出来たー!!!って大声でさけぶから、よかったねぇ!分かって!って言うて、できたもん覗き込んでみたら…・・ゲームの攻略本やってん。。。しかもご飯もいらん言うてやってたんやで…・・宿題もなんもかんも後回しで、それからやり始めたんやでぇ!」
「へぇ、、、するとさっきできたん??」
「そう、さっき!9時に出来て、お風呂入って9時半、、それから15分で勉強終わったぁーーー!ってさっき寝たん。。。。。」
「な、、なんと。。15分…」
「そうやでぇ、、、、、なんであの情熱が野球とか勉強に向かっていかへんのやろ????そしてら凄いことになるような気がするんやけど……」
うーん。
という所にKyoちゃんが塾から帰ってきた。
「ただいま。。あれっどうしたん?」
「これ、、これパパに説明しててん」
「なに?これ」
とKyoちゃん手にとり確認。
普段弟のことをボロクソに言い、いつも怒っているKyoちゃん
てっきり“アホかぁ!”と罵りの一言が口をつくものと私も嫁も予想したのだが
以外や以外
「す、、、すごいやん!これっ!あははははははははは!なんでこんなんできんのぉ?」
私も嫁も…
「えっ?これってすごいん?」
「だってこんな細かくさぁ、、誰もせえへんし、、よく分かってないとこんなん作ろうって思わへんのんちゃう?よっぽど好きやないと…・でもPCから出力すりゃしまいやけど、、それをわざわざ自分で手書きしてまとめて、、しかも“本”にするやなんてどうかんがえても、、、あはははははははははははははははははっは!凄すぎる…」
と腹を抱えて大笑い!誉めているのかバカにしているのか?良く分からない
リアクション。。。。。。。
うーん、、、
嫁が、
「でもな!これさぁKyoちゃん、、勉強にこれくらいやったらどうなん??」
Kyoちゃんの顔がこわばったが…目が“ありえない”という事を訴えかけているのが私にはヒシヒシとわかったが、賢いKyoちゃんは黙っていた。。。
そして暫し3人の間には沈黙が流れ
3人の視線のその中心に
U君が作った“攻略本”があった…・・
。。。。。。
私には分かっている、この情熱は勉強なんかには絶対
向かっていかない!
いくもんか!!
なにを隠そうこの私が経験済みだからだ。
大体、、出来ない子、ちゃらんぽらんな子の最大の悩みは
母親の言う
「お前はほんとはできる子なんやから、、がんばらなあかん!ちょっと努力が足りないだけや…・」
という一言。。。
そして努力の例えが
「ほら、見てごらん!王選手、、世界一のホームランバッターでもこんだけ努力しはるんやで!!見てみぃ!」
これが
どれほど苦痛だったか!
なんど心の中で叫んだか
本当はできる子やって!本当ってどう言ういみなんやぁ!
本当なんかあるかい!今の俺が本当なんや!
どこに本当の“良い子”がおるんじゃ!
はよ分かってくれよぉ?-----!
頑張っても“まぁこの程度で良しや”というポイントをぉぉぉぉぉ
どこまで夢開けトンにゃ!
あんたの産んだ子やロー?-----!!!頑張ってって!!!
がんばっとるやないかぁ?------------!!!
しかも努力の例えが王選手ッて…・・
“あまりにも”とちゃうかぁ?
かえってやる気なくなりまっせ
My Mother!!!
という訳で
この晩の風景
私にはよく理解できた!
男の子にとって“おもちゃ”は命だよなぁ。。。。。
勉強みたいなもんと、努力が融合する分けない!し
悪いが次元が違うんだよ!
MY Wife & My Daughter!!!
我々の時分は今のようにデジタルなおもちゃなんかまったくなかったけど、それでも買ってもらったおもちゃは毎日毎日遊んだし、早く学校が終わらないか、朝目覚めた時から思っていた。。
早く帰っておもちゃ触りたい!
ワクワクした。。。
デジタルなものはなかったけど
学研の付録には毎月
ドキドキさせられた!
学校から帰ってくると
届けられているのである!
あの燦然と輝いた付録つきの本!
今でもあのワクワク感は忘れがたしである。。
まぁ大抵本の部分はほとんど読まなかった。
結局付録を買っているみたいなものなのだが…・
先日もyahooを見ていると
週刊特集で
あのドキドキとワクワクがよみがえる、学研の科学大集合!
http://weekly.yahoo.co.jp/79/index.html
というのがあり、
おぉぉぉぉぉっぉ!
とテンションが上がった。
その時PCの画面をそのままに机の傍に部下を呼んで叱っていたのだが
どうも部下の視線が私を見ていない
あっ!と気づいたのだが遅かった…あれは失敗だった…
「もっと真剣に取り組まんかい!仕事をなんやと思てるんや!」
と叱責する上司は勤務時間中に
“あのドキドキとワクワクがよみがえる学研の科学大集合!ベストオブ科学のふろく!を見ているのである。。。。“
……
どう考えても
お前が言うな。。。。である…
…・・
見ると懐かしい付録が載っているではないかぁ
その中でも、私が愛玩しつくした
あの
5年の科学(昭和52年4月号)人体骨格プラスチックモデル
というのがあるではないか!
要は骸骨のプラモなのであるが
これが実に好きだった。。
なんで?と聞かれても、その理由はわからないが
とにかくこのプラモが大好きだった…・・
今のようにデジタルが知覚を超えた動きをするようなものが、当時はまったくなかったから、我々はおもちゃを使って独自の想像の世界に埋没していたのだが、その時間がなんともいえない至福の時間であり、何時間でも何日でもその世界に没入できたのであった。。。。。その時間を勉強に?
バカをいっちゃいけない。。。
とにかく大人からみれば“へっ!”と言うものが、実は何ともいえない
魅力をもって見れた時分だ。。
学校の通学路にも“おもちゃ”を売りに来るおっさんが当時結構いた。別に特別優れた魅力のあるものでもないのだが、学校の帰りという独特の雰囲気の中、ゴザを引いて並べられていた品々は何ともいえない魅力を放っていた。。今から考えると実に胡散臭いおっさんなのだが
なんとなく、売り買いの緊張感を与えるおっさんであった。。
色々並べていた、文房具や何かのセットもの、それこそ学研の付録のパチもんみたいなものや、ひよこ、みどり亀などの生き物までいた。
大抵、夜店やこの通学路で売っていた“ひよこ”を買った子の何割かは、
ニワトリになるまで育てていた。。
私の友人も一人ひよこを買って、以前文鳥を飼っていたときの鳥かごに入れていたのだが、あるときその子の家に行ってみると、小さな鳥かごに巨大に成長したニワトリが入っていて仰天したことがあった!
大事に育ててはいるのだろうけど・・
実に可哀想な光景だった。。。
その通学路のおっさんに
「おちゃんこれなんぼやねん?」
「買うんか?」
「わからへん。」
「買わん子には教えられんなぁ?」
「えぇ?なんで、、おしえてぇなぁ?」
「買うか?」
「おかあちゃんに聞かなあかんし…」
「おかあちゃん?男の子が?お年玉とか小遣いあるやろ!」
「う、、うん。。。」
「それで買うたらええんや!どや??早よせななくなるぞ!さっきも慌ててお金取りに帰った子がおったからなぁ??」
「えぇ!これか?おちゃん、、なぁ??」
「さぁ?なんやったかなぁ?うーん、、これのような気もするなぁどうする??はよ決めななぁ…おちゃんもボクの気持ちは分かるけどなぁ・・」
「うー?-ン、、分かった!買うわ!おちゃん今から走ってお金もってくるから絶対おいといてや!なっ!」
「そうか、、分かった!」
という事で買わされてしまうのである。。。
また、別の場合、手持ちがないと
親に“せがみ倒す”のである。
その際の常套句は
「なぁ、早よせななくなるやん、、、頼むし、、○○ちゃんも○○くんも、もうお金もろて買わはったんや、、俺だけやで買ってないの・・」
と、、思いっきり悲しかった時のことを思い出し涙を無理から振り絞りウルウルと親を見つめるのである!
そしてもう一手段、落とすのには技がいるのである!
この○○ちゃんと○○くんの人選が実は非情に大事なのである。。
これを間違うと
当時の親は必ず言ったものだが
「じゃ!○○さんちの子にしてもらい!」
と受け流されてしまうのである。。。
この人選は
親同士が仲がいい家の子と、、、勉強ができる子
この2タイプを選ばなくてはいけない!
そうすると
うん??
と親の反応が止まるのが瞬間的に分かる!
こうなると80~90%いけるぅぅぅぅぅぅぅ!のである。
あと一押しは
最後のスネる演技で駄目押し、、
「じゃ、ええわ・・我慢する。。」
そう!この最後の一言
我慢する!というのが効果的なのである…
一瞬分かった良い子になるのである。
この我慢という言葉は、、、
ここで完全に篭絡できるのである。。。
と、、、ここまで
書いて気づいたが
なんでこんなつまらない
なんの役にも立たないことを
ボルテージ高く書き連ねているのか???
うーん
おもちゃとはイコール親という壁との闘いだったのだと思う。。
話をもどすが!
通学路で胡散臭いおっさんから買ったものだが
当然、親に内緒で買うから、買って帰ってからコソコソ隠すのであるが大抵見つかってしまい、ドえらく怒られるのである。。。。
「なんでこんなもん買うの!しかも親に黙って!」
「。。。。グスン。。。。。」
「こんなんもってるやん!なんでワザワザ買うの??」
確かにそうなのである…
別にあのおっさんから必死に有り金叩いて買う必要がまったくないのである。。
時間が経つと
「なんでこんなもん買ったんやろ…」
というのが大概だった。。。
が、、、また通学路に違うおっさんが現れると
ついつい欲しくなり
買ってしまうのだ…・
まぁなんていうのかナァ?
いまだにその感覚が
私は繋がっているような気がする。。
“おい!これいけんのとちゃうかぁ?いけるで!メチャメチャ売れるで!”
って突っ走り大失敗!
なんであの時気づかんかったんやろ・・
トホホ。。。
といいつつ
また次!である。。
親に泣きついたのは
まったくの今のプレゼンに被る…
“今しないと、他がやります!いいんですか?このくらいはかかりますよ!
どうします??“
“うーん??”
“分かりました、折角いつもお世話になっていますから最初にと思いましたが・・”
と言うような…・
だから
U君が
必死にゲームの攻略本を作っている姿を想像すると、小さい時の自分の姿に寸分たがわず重なるのである。。。
懐かしいし
自分の原風景を見ているようで・・
おもちゃ
いいよな!
いつもいつも“おもちゃ”探してたような気がする!それがいつしか時間を超えて仕事に映ったような気がする。。。。
U君
一生懸命
楽しいおもちゃ探しなよ!
パパも
負けずにこれからも探し続けるよ!
大人のおもちゃ??
って
これは違うかぁ!
と、あまりお後がよろしくないですが
おしまい!
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