2008年01月30日(水)
大野君 
amazon.co.jpで 大野君 を探す
いつものように遅く起きると、家には誰も居なかった。
あん?そう言えば、何も聞いていない・・
なぜ俺は一人なのだろう???
皆、どこ行ったのか?
最近多い・・どうも?家族の人達にとって俺って???
U君は野球、嫁はその野球を友達の奥さんと観戦、Kyoちゃんはクラブのバレーボールへ
と、これがスタンダードなのだが・・うん?
そう言えば昨日、今日のクラブは休みと言っていたのを覚えている。。
はて、そうなると?U君と嫁はスタンダードとしても、Kyoちゃんは???
どこ行った???
友達と遊びに行ったのだろうか??
よく分からないが・・
まっええかぁ!!
とにかく一人だ!
なんとも開放された気持ち。パジャマのままでテレビ見てラーメン食べて!と最高の自堕落な夢を一気に噴出させた!!
あぁ、一人は良い。。普段女二人がうるさい今日この頃・・実に蘇る、生き返る心持だ。。
じゃ早速、と、人が見れば実にくだらないことなのだが、シコシコ自分ひとりの楽しみに突入することにした・・
るんるん!とパジャマを着替えずにお菓子を食べながらコタツで横になり鼻くそほじって、屁をこいて、リラックスしてテレビを見ていると、突如携帯が鳴った!!!!
ディスプレイを見ると
なんと!Kyoちゃんから!!!!
そう言えば、メールは来たことがあるが、着信はひょっとして??初めて???
一瞬にして身体に緊張感が走った!
なにかあったのか?事故か???
携帯電話に出ると、普通に話し出した・・
「パパ?起きてた??」
「うっ、うん?なにかあった?というよりどこにいるの??」
「いいからいいから!大野君のフリースタイル予約できる本屋探して?お願い??このへんの本屋はないみたい!!」
「はぁ~??なんのこと??分かるように説明してくれ?・大野君も分からんし、フリースタイルもなんのことか分からん?スケート選手か?その選手の写真集か・?」
「なんでスケート選手なん??ちゃうし!あらし!」
「あ・ら・しって・・あー!大野君ってKyoちゃんが好きな?」
「そうそう!その大野君の“作品集”!!!」
???なんでアイドルタレントが作品集なのか???それほど嵐は芸術的なのか?
じゃ、なんで俺は知らないのか????遅れてはいるのは分かっているが、相当なものなのか?
「じゃ、お願いね!今スーパー!ちゃーちゃん(嫁)も一緒やし!!じゃねー!ガチャ!!」
ぷーぷーぷー
。。。。。。。。。。
なんかよく分からんが頼まれた…この瞬間、私の桃源郷のような自堕落な空間は砂上の楼閣の如く崩れ去った。。。。。。
大野君?フリースタイル?作品集??この三つのキーワードで本屋に予約する!これが指令だった。。
早速ネットで市内の大きな本屋の電話番号を調べ、かけた。
「ありがとうございます!●●書店です」
「あーお忙しいところすいません。。ちょっとお聞きしたいんですが?あのぉ??えぇーと??」
「はいぃ?」
よく考えれば、いい年した中年が今をときめくジャニーズのアイドル関連の本を予約するというのは??どうなん??恥ずかしいんちゃうん???
と、相手が電話にでた瞬間怒涛のように押し寄せてきた!!!が続けた
「あのぉ、ジャニーズの嵐の大野君の作品集・フリースタイルを予約したいのですが??」
「あっ、担当にかわります」
おいおい!また一から説明かぁ??
「はいお電話かわりました!」
ということで又一から同じ説明・・
「大変申し訳ございません。。その本は予約を受け付けていません。」
「えっ?どういうこと??なんで??」
「入荷冊数が全然わかりませんので、一切予約を受けてないというか、受けられないような状態です。。」
「えっ?じゃあ、それって、お宅の他の支店も同じ??」
「はい」
なんじゃ??どういうこと??簡単に手に入るとばかり思っていたが・・
「わかりました。。」
違う大手書店へ電話すると
やはり同じ回答!
えぇぇぇぇぇ??そんな人気あるのぉ?大体なんの作品集なのか?別に興味ないが・・
軒並み同じ回答、結局、予約どころか
大野君の“お”で、あー!それ無理です!ってな感じだ。。。。
しばらくするとKyoちゃんが帰ってきた。
「どうやったぁ??」
「それがなぁ、赫赫然然でなぁ。。。。ごめん。。」
「。。。わかった・・(少し涙ぐむ。。)」
少し可哀想になる。。。そしてなんか悪いことしたような“俺”。。。。
なんでぇ?なんでやぁ?
なんで俺がそんな訳の分からん“ジャリ”の作った作品集ごときで
娘に涙ぐまれなあかんのやぁ!大体なんなんや?この大野ちゅう輩は???????
という事なのだが、
去年?うーんもうちょっと前かも知れないが、中学入ってからであることは間違いない。。
ある時から我が家の中に“嵐”というアイドルグループが入り込んできた・・その兆しの直後、Kyoちゃんの生活は、学校・クラブ・塾・嵐となった。。それほどのウェイトを示しだした…
まぁ、中学生あたりが芸能人を好きになるのは、まま良くあることだ・・誰しもということではないが、割と多い現象であることは認識している。。うちの嫁もそれこそ、若かりし時分は
ひできぃーーーー!(古い・・)
だったと聞く。。
しかし、これが当たり前なのかもしれないが、Kyoちゃんもものすごい勢いでのめり込んでいっている。。。部屋にはポスターがべたべた貼られ、出演した番組はリアルで見つつビデオに撮り、
暇があれば、壊れたテープのように何度も何度も見ている。。
仕舞いには、無理やり見せられているU君など、“門前の小僧習わぬ経を読む”の例えの如く、振り付けが踊れるようになってしまっていた。。。
しかし、それをKyoちゃんの前で“ホレホレ”と踊ると烈火のごとく叱られ、踏んだりけったりの状態で実に可哀想なのだ…
テレビドラマや歌番組は仕方がないにしても、KyoちゃんはCMまで見逃さない。。嵐のCMが流れ出すと一目散にテレビにかけより噛り付いて見ているのだ…
インターネットも嵐関連のサイトばかり、
私は子供達にもインターネットの世界を早く体験してもらおうとパソコンを買ったつもりなのだが、今や嵐のためのスクリーンと化している・・
そんな事情で私も少なからず勉強?ということではないが?頭に入り込んできた。。しかし!
Kyoちゃんの部屋に貼ってあるポスターの男・・嵐の中ではあまりテレビで見かけないようなのだが・・ここ数ヶ月で嵐・嵐といって見ているうちに覚えたのは、マツジュンと呼ばれている男、ニノミヤ君、(これは硫黄島からの手紙でその演技力にも感心した)、サクライ君…
あと二人は?誰や?なのだが、どうもこのうちの一人大野君に御執心のようである。。。。。
がっ!
ここで私は始めての問題、そう大問題を迎えた!!!!
娘が好きになる“男”という事である!!!
うー‐‐‐‐‐‐ん?
どうも、なんと言うか、スッキリしないモヤモヤ感があるーーーーーーー!!!!
しかも、よくみると、なんかグループの中でもあまり目立っていない“
なんでこんな地味な野郎を??
と率直に本人にぶつけると、火の玉のように怒り、例の“大野くんたら”を擁護し始め、如何に彼が素晴らしいかを語りだす…
しかし、それって俺が買ったパソコンから得た知識なんだが。。。。
どうにも手に負えない・・
仕方がないから嫁に聞く
(最近はどうも嫁を通じて彼女のことを把握せざる負えない・・大事な通訳である。。笑い事ではない、私など早々とあの“さんまのカラクリテレビ”のコーナーにある中年のおっさんが若い娘にメールの書き方を教わる代表格のようになってしまっている…)
「あのさぁ、あの大野君って、なんか地味やない?なんでもっと前に出てる奴好きにならんのかなぁ?Kyoちゃん???」
「うーん?なんかポヨヨンとして、ほのぼので、癒し系が好きみたいよ、あの子!」
「なっ、な、なにーーー??なんでそんな“昼行灯”みたいな奴がすきなんや?あかんやろ??えぇ??お前どう考えてんねん???」
「どう考えてるって、、ええんちゃう??」
「なんでや・・」
「なんでやって??じゃ、どういうのがええのパパは??」
「そらお前、シャきっ!としてキリっとして!うーん?なんていうか、ガァッと行く、そんな奴や!!!」
「よぉわからん???」
「分からん??なんで分からんのや??もうええわ!」
そうなると、ひじょうに気になりインターネットで調べだす。
しかし、調べると、なかなか好青年のようだ!作品集もどうも2月に個展をするらしいのだ・・
踊りが上手でアーティスティクな感性を備え、グループ内での人望も厚いようだ!!!
うーん?この青年なら??いいかも!
とは、
絶対にならない!!!
なんと言われようと、
なんか違う
「お前が選んだ男だったら、お父さんはなにも文句ない!」
なんて言う、気持ち悪い男親がいるらしいが
そんなもんは
自分がさんざん悪い事してきたから
文句の一つも言えないような奴やぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
私は違う!
悪いこともしたが
文句言える程度である。。
。。。。。。。。。
いずれにしても
どんな野郎を好きになっても
私は
猪木ではないが
“誰の挑戦でも受ける”
オラッ!
かかってこい!!
このブタ野郎!!
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