2008年01月06日(日)
毛が生えたようなもん 
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夕方、何気なく家に電話した。。
「あっ、もしもし俺、何かあった?」
と言う言葉を聞くか聞かないうちに嫁が
「パパ、U君にケーキ買うてやるって言うたん?」
なんのこっちゃ??唐突に…
「いやぁ?そんなこと言うた覚えないけどなぁ??」
「えぇ?でもU君、パパが買うてやる言うてはったって言うんや?」
「なんで?なんでやろ?俺、そんなん言うたんやろか?理由もなく??」
「理由?あっ、そうそう、毛が生えたらって!」
「あぁーーーーー!それ、言うた、間違いない!」
そうなのである!
U君の“ちんちん”に毛が生えたら、ケーキ買って、お祝いしょうぜ!と約束したのであった。。
私は以前から、女の子は生理をむかえると赤飯を炊きお祝いするのに、なんで男の子にはないのだろう?という疑問をもっていた。。。
男の子も青年期を迎えると、声変わりや、ちんちんに毛が生えたり、わきに毛が生えたりと明らかな変化が現れ、そして夢精することで、子孫を残す準備完了と・・まぁ一応肉体だけは完備されるのであるが、どうも女の子のように“大人の女性”になった…うっ(涙。。)というセレモニーがない。。それどころか・・
なにか男の子の場合、子供自身においても、後ろめたいような、なんともダークな印象が付きまとい、やったー!!ちんちんに毛が生えたぁ!などと言う明るさもない。。。。
なんとなく親も、まぁその年なら生えるわな…みたいな程度で終わる。。。
私はどうもこれが良くないような気がしていたのである。もっと明るく、朗らかに、男の子もちんちんの毛が生えたら家族で祝ったらどうかと前前から考えており、U君と一緒にお風呂に入るたびに
「おっ、どうや?ちんちんに毛ぇ生えたか?みせてみぃ?」
「うーん。。まだ・・」
「そうかぁ・・まだか。。生えたらケーキ買うたるからな!ごっついイチゴのケーキや!」
「ほんま??」
「あたりまえや!」
とチェックしている。。
私自身もそうだったが、皮をかぶったラッキョのような可愛いちんちんが、青年期に突入するとモジャモジャと毛が生え、どうもそれまでの可愛らしさがなくなり、何となくちんちん自体が凶暴な造形物・ビジュアルに変化していくのは、自ら眺めていても・・なんだかなぁ・・と親に明るく
俺!ちんちんに毛が生えてん!!
などと朗らかに報告できなかった。。。
どうもこういうウツウツ感は良くないような気がするのと、同時に性教育と大層に考えているわけではないが、もっと開けっぴろげの方が子供も気楽なんじゃないかなぁ?と以前から考えていたのである。。
さて、U君の毛だが!
「言うた言うた!覚えてるでぇ!」
「あっ、そう。。見せびらかすんや!ホレほれって、私とKyoちゃんの前でちんちんブラブラさせて・・・」
「へぇ~そうか、ちんちんに毛生えたか。。」
「確かに生えたんは生えたんやけど・・・」
「けど・・??なに??」
「それが・・一本やねん。。しかも・・なんて言うんかなぁ?産毛が、ほら少し伸びたような。。」
「いっ、いっぽんーーーー???」
「うん。。ほんで・・」
「ほんで??」
「なんか、嬉しかったんか、便所入って、イジりたおしてて・・抜けたみたい。。」
「ははははははははははははははははは。。ぬ、ぬけたぁ??あはははは」
「うん。なんかショックやったみたいで、しょんぼり便所から出てきた。。なんかなぁ、一応パパに見せなって思ったらしくて、探したらしいねんけど、見つからへんかったみたい・・・」
「そうか・・帰ったら聞くは、それにしても一本・・ちょろちょろって生えたか??」
「なにがぁ!ちょろちょろどころか、頼んないのがチョビッと生えてただけやん!波平みたいに。。」
「はははははっはははは」
大騒動である。。
しかし、この毛。別にちんちんに限られたわけではないが
日本語にはおかしな言葉がある。。
●●に毛が生えたような!
そう、昔から不思議な言葉やなぁ?と感じていた。
素人に毛が生えたような!というのが一番一般的なのだが
素人に毛が生えると、まぁ、冷静に考えると、毛が生えるなんて比喩はおかしい限りなのであるが、なにか劇的な変化や、いわゆる謙遜する上で毛という言葉を使い上手に不遜にならないように調整しているのだが、そのバランス感覚が実に滑稽なのであるのと・・やはり毛が生えたということ自体が可笑しな状態なのかもしれない。。。この表現が入ることで、まったくの素人ではなくなり、そこにはズブの素人とは大きな隔たりが出来るのである。そう、やはり毛が生えるとは、一種の成長を端的に表現しているのである。。。
まさしく
毛が生える、生えた程度とは謙遜表現ではあるが、成長過程、発展途上を指す、実にめでたい言葉である。。
明らかな前途洋々たる成長!
そしてこの毛の生えたような!というのは“ワッサリ”や“ボワッ”とした感じを指すのではなく、今回のU君のように“チョロチョロ”した状態なんだろうな・・・
うん?逆は??
と考えれば
玄人に毛が抜けたような・・
まぁ確かに、年いけば毛は抜け落ちるけど・・
そんな言葉ないよなぁ・・実に寂しい限りだよなぁ・・
先日この話を飲み会でしていたら、ある疑問に突き当たった。
そう言えば、ちんちんに毛が生えた瞬間というか、その兆しは
おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!
生えてるぅぅぅぅぅぅう!という事で気づいたのであるが
今にいたる、モジャモジャのジャングルに至る過程を覚えていない。。。
知らないうちにモジャモジャだったような・・・
まぁどうでも良いことなのだが、案外、覚えていないものである。。。。。
玄人に毛が抜けたような・・
ではないが、以前、このちんちんの毛に“白髪”が混ざると、男はかなりガッカリするらしいと言うのを聞いたことがある。。
どうもこの瞬間に老いを感じるしい。まぁ確かに頭髪に白髪が混ざると、それはそれで格好良かったり、年相応というか風格が備わったりというビジュアルとしてのメリットの方が大きかったりするのだが、裸になり、ちんちんに白髪が混じっている自分の裸体はどうも締らないというか、みすぼらしい?感じがするのだろう。。そして・・・うーんどうも“いけてない”感覚に苛まれるのかも・・・
おぉ・・ちんちんの毛が
いつか“お茶の水博士”のようになるのか・・・
くわばらくわばら。。
。。。。。。。。。。。。。。。
さて
出張が終わり家に帰って早速U君に毛の事を聞いた!!
「おー!U君、とうとう生えたか・?えぇおい!」
「えっ?パパ知ってるの?」
「はははは、聞いた聞いた!」
「うん・・でもな。。」
「知ってるでぇ!抜けたんやろ!」
「う、うん。。でもケーキ買うてくれる?」
「うーん、残念やけどアカンな!」
「えぇーーーアカンのぉーーー」
「アカン・アカン!」
「なんでぇ?生えたんは生えたんやでぇ!」
「それではアカンのや!」
「じゃ、どんなんやったらええの?」
「それは!“U君に毛が生えたようなもん”にならなな!」
「???・・・・」
はははははははははははは!
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