2007年11月16日(金)
乙女姉さん 
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この人物を最初に知ったのは今から27年前、確か中学2年の夏休みだったような気がする。
親戚の大学生の書棚を見ると、竜馬がゆくが綺麗に全巻並んでおり何気なく手にとったのが最初だった。
それまでに記憶の片隅にこの偉人の名は薄っすらとあったのは間違いない。しかし具体的にどういった事跡があるかなどまったくしらなかったが、偉人たる業績を残したのであるから凄い人であるということは子供の私でも客観的にその程度は掴めていたと思う。
それまで本らしい本もあまり読まず、もっぱら漫画だった私が、その時になぜこの小説に興味をもったのか、それも本の表紙で、今もってわからないが、何かに手をとられたようにこの本のページをめくっていた。。
一行目、そう冒頭からおぼろげなイメージを抱いていた私は大きなギャップの溝に突き落とされた。
鈍童で、「坂本の寝小便(よばあ)たれ」と、12歳まで寝小便し、周囲から笑われ続けてきた坂本竜馬。
愚鈍、薄のろ、気弱、泣き虫、はなたれ、、あいさつもできない。 塾の師匠からも「手に負えない」と見放された落ちこぼれ…・
などと言う内容が、ある意味衝撃だった。
えぇ?どういう事?確かに偉人の中には後の業績からは想像も出来ないくらいの劣等性であったりなどということが多々あるが、坂本竜馬のこの話は、どうもそういうのとは何か違い、我々子供から青年期にいたる時にどこにでもいる愚鈍なタイプ、かなりリアルな等身大の人間として映った。それから行くと何かに突出した天才よりも、もっと大きな存在としての期待をもたせる人物なのでは?と読み始めた小説から強烈に感じとったのだった…・
そして、それから数日で全八巻を読みきった。読みきったときには、もう坂本竜馬の虜になっていた。こんな若者が発刊以来いままで数数え切れないぐらいいるのではないだろうか?そのなかの代表選手がソフトバンクの孫さんじゃないかなぁ?孫さんなんか今でも事あるごとに坂本竜馬の話するし、自分自身の立志伝なんかダブルものもあるもんなぁ!
とにかく子供だった当時の私は、大きなそして魅力的な男に見えた。
私の魅了されかたはなかなか激しいものがあった。それまで特に芸能人などのファンにもなることのなかった私は、部屋にアイドルなどのポスターもなく殺風景だったのであるが、竜馬がゆくを読んだ直後には伏見の寺田屋に行き、大きなポスターを買ってもらい、長らく自分の部屋に張りつづけていたくらいだ。当時、大事に坂本竜馬の肖像を拝んでいたのは、金八先生と私ぐらいだったんじゃないだろうか?。。。。
今の坂本竜馬像は間違いなく司馬遼太郎が書き上げたものだ。これが歴史上の実像と乖離している点が多々あると近年言われたりしているが、そんなこと正直いってさしたる問題ではない。
皆、この小説に登場した坂本竜馬が全てであり、少々史実と事跡やその時の役割が違えどそんなものは関係ない。この小説に現れた痛快なそれまでの日本人になかった豪快な男に皆惚れたのだから。極端に言えば、フィクションでもなんら問題ないくらいだ。この小説のなかで暴れ回っている竜馬に惚れたのだから!
私は司馬遼太郎が描いたこの竜馬がゆくにおいて、最大の功労はなにか?と考えるとやはり、竜馬の幼少期から青年期にいたる愚鈍さを小説の冒頭にもってきたことではないかと思う。ここに皆の憧れの原点があり、人間的な魅力が凝縮していたんじゃないだろうかと考えている。
それまでの竜馬像がどうだったか知らないが、竜馬がゆくではっきりしたのは、あの幕末の風雲児が実は相当な落ちこぼれで、実に弱弱しい男の子と言うところに、誰しもが必ず他人に隠している弱い自分を素直に重ね合わせられ、皆、嫌な自分と出来る限り向き合わず、知らん顔をしていたいのであるが、結局いつも自分を克服できずにしょげている、そんな普通の男の子にとって、彼の幼少期から青年期いたる飛躍は、かけ離れた存在の話ではなく、自分も!と思えるような勇気をもらえたのではないかと思う。
そしてもともとが落ちこぼれであるが故に、普通の発想じゃない、独特の感性とユーモアーを身に付け、人と違うという、ある種の弱みは実は社会の中では大きな武器になると教えられたような気がするのである。何事も“ちいさい”と喝破できる男、そんな大きな男が竜馬がゆくには伸び伸びと描かれていた。
正直、私が魅了されたのもこの点であり、何故かこの本を読み終わったとき、“開放”されたような気がしたのだ。それまで親や学校、友達というコミュニティーの中での価値観で自分のポジションを決めていたのだが、竜馬がゆくを読んだのち、そうじゃないんだ!とそれらコミュニティーから離れて自分を素直に見つめることが出来、駄目な自分という今までコミュニティーの中で目をつぶっていたものを真正面から見ることがはじめて出来たのであった。これはこの年の自分にとってかけがえの無いくらい大きな出来事であった。
それともう一つは、私は小さい時分、弱虫であった。
いつも母親の影に隠れた泣き虫で、どこにいくのも母親がいないと泣いていた。今記憶には僅かしか残っていないが、4歳当時住んでいたところは長屋であり、そこのガキ大将にいつもいじめられていたらしい。だからその子がいる家の前まではいけず、必ずその子が家から出ていたら外には行かなかったらしい。体も弱くいつも母親の手を煩わせもしていた。私は今、無理して竜馬の話にかぶせてこんなことを書いているわけではない。実際にそうであった。小学校1年に上がっても泣き虫は直らず、授業中も当てられると泣いていた。なんで泣くのか今思うと良く分からないが、とにかく泣き虫の弱虫であった。そんな自分を竜馬には素直に重ねることができたのだ・・
竜馬が剣術でメキメキと頭角をあらわし、頑健な青年になっていったように、私の場合は野球との出会いがそのキッカケであった。野球をはじめてから自分は体力もあり、他の子よりも少しだけ上手だということが、他のどんなことの劣勢も跳ね除けるくらいの自身に繋がっていった。
この野球も実は町内で年長者がやっている所になかなか入れなかったのを、母親から、このときだけは鬼のように怒られ、“男の子やったら野球し!”と半ば強制的に放り込まれた。だから坂本竜馬のお姉さん“乙女さん”は私にとっては母親だった。竜馬は母親を亡くしているから、小説中、母親代わりは乙女姉さんだったということを、エピソードを交えて丁寧に描写されているのであるが、この姉さんだけは、近所で評判の愚鈍な弟をかばい、信じ、そして鍛えぬいた。私の母親もある種同じような感じであった。
そう思うと竜馬も偉かったかもしれないが、私はやっぱり付かず離れず成長を助けた乙女姉さんが偉いなぁと関心する。
やっぱり、男の子は母親やなぁ!これが大きいなぁとつくづく思う。
坂本竜馬も乙女姉さんがいるといないとでは、大きく違ったやろな、と感心したのであるが、,,,,
うん?とよくよく考えると…
いや!違う!究極は“おんな”だなぁ!!!
私なども今、偉そうに言っていても所詮嫁にはかなわない。
この間もよくよく考えると、ある大きな事に気づいた!!
結婚して以来、私が勧めるものはことごとく却下されているのである。
それは僅かなものから、大きな買い物までだ。
スーパーで買う、明日の朝食べるパンですら、私の勧めるものは却下される…
「えぇーそんなん、誰がたべるの?」
「えぇ?こないだ食べてたやん?」
あっ、しまった!というような間があるのだが、
「人気ないから」
強引に決着するのである。
また、大きな買い物、例えば車などは一応相談するが…・
どうももともとの結論を持っているみたいであり、一応のセレモニーとして意見を聞くだけのことなのだ。もし違う意見の場合、「うーん??なんかなぁ?」などと、いいのかわるいのかあいまいな答えが帰ってくる。しまいに私は「まぁ、そしたらあれでええんちゃう?」となるとそれで決まる。このときにはすでに“どっちでもええわ”となっているから…・
しかし、これって結局自分の意見に持ち込まれているだけでしかない。
私のいう事は却下するが、自分の決断は早い。聞くときは悩んでいるようだが、一応相談したという形を作っているだけでしかないのだ。とにかく女は恐ろしい。
こんな事もある。
よく夕食などの食卓で子供が“おみそしる”などの汁物を不注意でこぼすことがある。冬場などはコタツをしているから、その布団にかかり大惨事になったりする。このとき母親は猛烈に怒る。
これは私が小さい時分もそうだったが、嫁をみていてもやはり同じように烈火のごとくしかっている。
「なんでちゃんと両手をもってせえへんの!テレビ見て余所見してたんやろ!そんなことやからあかんのや!」
などとボロクソに叱り飛ばす!
しかしである…
自分が同じ失敗をした場合どうだろう??
「あらっ!」
で終わりである。。。。
女は恐ろしい…・この調子で世の中を猛烈に泳ぐのだから…
論理的に説明しても
「そんな理屈っぽかったらあかん!もっと分かりやすうせな!誰もついてきいへんで!」
となるのだが。
「じゃ、これでいきましょう!」
と分かりやすい決断をすると
「そんなん、あかんあかん、もっとちゃんと説明してくれな!ぜんぜん論理がないやん、それではみんなの理解は得れへんで!」
もぉどうしたらいいのか…
よくこの社会で、女性の社会進出が遅れているなどというのがあるが、確かに人数ではそうなのだろう。しかし、私はこの進出、いくら割合が上がってもうまくいかないと心のどこかで感じている。男性と女性が寄って物事なんか絶対決められないと…
しかし、女性が言うように、女性は今の男性のような、小汚い不正を働く事もほとんど無いような気がする。
それらを私なりに総合すると
全部、女性が“やったらええんちゃうんか!”と実は真剣に考えている。
ええやん、全部閣僚おんなで。
ほんで、今問題の官僚もおんなで。
その方が、公金の横領なんかきれいさっぱり無くなるし、無駄なもん作らんのちゃうかなぁ?
絶対クリーンな国が出来そうな気がするぞ。
それで、男はみんな軍人。
それでええんちゃうかなぁ?
昔、アマゾネスなんて映画があったけど、あれでええんちゃう?
男みたいにおんなは女々しくないし、さっぱりしているから、案外戦争なんか即断即決で
やってまぇ!みたいな運動会ののりで始めるかもしれん。
さぁ、はよぅいかんかい!男ども!
イッエサッー!!!
以前大臣が、女性を、子供を産む機械のように発言していたが、こんなもの大きな間違いであり、本来は男性が子供を産むための機械になってこそ、世の中良くなるんじゃないか、と考えるのである。
もぉ・・堪忍して。。。
そろそろお暇をちょうだいして…
という気持ちの今日この頃です。いかがおすごしでしょうか?
先日、U君とテレビを見ていると、世界の災害を特集していた。大津波のシーンを見て、U君大いに驚嘆していた!
「パパ、これっ、すごいやん!これ波やろ!」
「そうや!自然も恐ろしいが、もっと恐ろしいものが世の中にはあるぞ!」
と言うと、目をランランとさせこちらを見て聞いてきた
「なに?」
「それはな、おんなや!」
「おんな??」
「そうや!自然の脅威とおんなほど恐ろしいものは無いぞ!」
「。。。。。。。」
黙っていたが、
U君はよく理解してくれたと思う。
私がいない日中、母親とおねちゃんという2大難敵と常に戦っているのだから…
ごくろうさん…
というのも束の間
昨日夕方仕事をしていて、何気なく携帯を見るとメールが入っていた。
誰から?と見るとディスプレイにKyoちゃんの名前…・・
あれっ?珍しいなぁ?なに
と、本文を開けみると画像が添付され
が怒って
階段にあったU君の物を全部ゴミ袋に入れはった

と書いてあった。。
あー?
なにやらかした???
帰って聞くと、なんど言っても言うことを聞かないから、そこらじゅうに散らかしているおもちゃを全部ゴミ袋に入れ学習机の上に置いたらしいのである。。。。
我々にとってはゴミにしか思えないものでも、U君にとっては宝物
一大事とそのご、やたらとしおらしかったのだが、
そのゴミ袋に捨てられた様子がいつも散らかしたおしていることを苦々しく思っていたKyoちゃんは愉快でたまらず、私に楽しそうにメールをしてきたのだった。。
まぁU君が悪いのだが、一気にゴミ袋に捨ててしまうとは…さすがとしか言いようが無い。。。
嫁の怒りはそれでも収まらないようで・・どうも険悪な空気が居間に流れていた…
まぁ私も小さい時分、散々母親には叱られ、頼りないとシコタマ檄を飛ばされた。
U君も同じだわなぁ・・と、何も言わずにしょんぼりしているU君を眺めていた。
まぁこんな日があって男の子は成長し大人になる。
大人になっても嫁に叱られ…
ずっとそうなのかえ??えぇおい???
一生、おんなに叱られるのか?われわれ、“だんし”は・・
笑うしかない。
でも、それがあって男は大人になれ
また、男にもなれる!
そういや
この間
U君に将来の夢聞いたら、ごっついこと言うてたな!
そうそう!ロボット博士・・
叶ったらそれこそ坂本竜馬並やないか!男の中の男!
しかし、なんでロボット作りたいんやろ?聞かなかったなぁ?
「おい、U君?」
「なに?」
「お前この間、ロボット博士になりたい言うてたよな」
「うん」
「そのとき、聞くの忘れたけど、なんでロボット作りたいねん??」
すると、少し恥ずかしいそうにしていたが・・
「あんな、掃除とか洗濯とか食事とか作るやつ、ほら、ロボットがやったら楽やん!働いてても…」
「そうか。。」
やっぱり
男は乙女姉さんみたいな
女性が必要なのだ!!!

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