2007年10月19日(金)

bell Kyoちゃんの憂鬱 bell

 Kyoちゃんの憂鬱 最近毎朝6時には起きている



エっへん!





などと威張りたいところだが、それもそのはず
寝るのが10時過ぎだから、当然それくらいには起きるのである。。




しかしなぁ?つくづく思う、8時過ぎに家に帰って10時過ぎに寝る・・2時間しか家にいる実存がないじゃないかぁぁぁぁぁぁ!


そのために何千万(ちょっと格好つけて・・)も借金しておまけに、最近は長女にボロ家などと馬鹿にされ

散々だ!もぉ

いやっ・・

てなことはさておき。

毎晩長男のU君(小5)と大体時ヲ同じくして”おやすみー”なのである・・

しかも、ふとんに入った瞬間気絶!

よく、眠れない・・などという事を言う人がいるが、まったく理解できない。
私などは目をつぶった瞬間から熟睡!多分催眠術師でもびっくりだと思うぐらいの秒速である。

多分あれほどぐっすり眠るのは間違いなく、毎日、あの世に行っているんじゃないかぁ?などと思っている…だったらいっそのこと!などと思わなくもない・・トホホ。

大体ストレスなどと言うが、日中働いて、満員電車で帰り、酒をカックラって寝てしまう生活の
どこにストレスを感じるのだろう?ありえない・・うーん知らず知らずのうちにたまるのかなぁ?

私などはそんな高尚なことではなく、おでんの時、からしが切れているとか、刺身を食べるときわさびがないなどの方が瞬間的にストレスが溜まる。

一度など、どうしても嫌で、食卓を抜け出し、自転車をこいで近所のスーパーまで買いにいったくらいだ・・

まぁどうでもいい事なのだが・・

それにしても良く眠れる。とくに今のこの時期、実に快眠だ!しかし、まぁさっきの話ではないが、寝ているあいだ、どこに行っているのだろう?この間など、夢の中に細木数子が現れて、貴方は地獄に落ちるなどと、我が家の居間で宣告された。

一体なんで細木数子がでてくるのか?

よぉわからん…

そう思うと、あの世なのかなぁ?などと考えると全ての不整合が合致し、毎日、偶然なのか間違いなく肉体に戻ってきているだけで、その証拠にたまに、ぼぉーとしているときがあるが、あれは多分肉体に完全に戻れてない、うん?正確には入れていない時だと思う!!あっ遅れた!みたいな…

そんな今日この頃である。

ある日いつものように6時に目を覚まし、居間でタバコに火をつけた瞬間、2階から

どどどどどどどどどどどどどどどど!と

可愛い長女、中2のKyoちゃんが米軍の爆撃機のごとく降りてきた・・

驚いて見ているとアタフタと学校へ行く準備をしている。

私はてっきり時間を間違えていると思った。Kyoちゃんがいつも起きてくるのは7時であり、
今はまだ6時だ。ははーん一時間間違えたなぁ!と思い声を掛けた。。

「Kyoちゃん!まだ6時やで、間違ってないかぁ?」

「うん!」

「あっそう・・クラブ?」

「うん!」

「あっそう・・」

そうこうしていると、バタバタ出かけた。

暫くすると嫁が起きてきた。

「おい、Kyoちゃん7時前にドタドタ出て行ったけど・・朝練??」

「そう、そうなんやけど・・」

「そうなんやけど・・って、なんかあるの?それにしても早すぎない?」

「うーん…」

「なに?」

「それが…一年生の反乱!」

「一年生のハ・ん・ら・ん???なんのこっちゃ?・」

「それがなぁ、この間の放課後の練習前に一年生5人が現れて、”私たちもうクラブには来ません!って宣言して帰ったらしい・・」

「ほーぉ!それで??」

「それで、朝練の準備、Kyoちゃんら2年生がせなあかんから、交代で早く出てるねんて」

「へぇー!そらまたどうしたもんかなぁ?先生はなんて言うてんの?」

「わからん?なんにも言わんから・・」

「そうかぁ。でもなぁ、よぉスポーツもんのドラマとかではシリーズの中盤にあるわなぁ!」

「そうそう!チームが割れるんやろ!」

「そうや!そんで、なんかのキッカケでまた一つになって、海に向って叫んだりするんや!ところであれどこやろなぁ?たいてい海があって山があってなんとそれなりの繁華街があるんやぞ!しかも歩いていける距離なんやそれらがなぁ?不思議やったなぁ!」

「うーん、ほんまや!静岡あたりかなぁ?」

「うーん、ちゃうやろ?四国やと思うぞ!」

「・・・って、どうでもええやん」

「おっ!そうそう、それでやな、ドラマでは大体問題児が一人毎回ピックアップされんにゃけど、中だるみの中盤にごっついのんが現れよるんやなぁ、これが!」

「そうそう、大体が謎の転校生あたりがそのキーマンになったりしてなぁ」

「そうや!お前わかってるやないかぁ!案外、出来る奴で新しい価値観を入れたりするんや、それで、今までのリーダーが浮いたりやな!孤立したりするんや!せやけど、問題児の本性は案外寂しがりやで自分を上手く表現できないええ奴なんやちゅうのが答えなんやなぁこれが!」

「そうそう、ははははははははって・・そんな気楽な・・現実はそんなハッピーエンドでエンディングテーマの曲は流れへんよ…」

「まぁ・・そうや。。。」

その晩帰ってKyoちゃんに聞いた

「Kyoちゃん、一年生の反乱らしいな!」

「うん」

「この先どうするの?」

「わからん・・」

「先生はどない言うたはんの?」

「話し合いをするって」

「へぇ?いつ・?」

「週末らしい」

「ふーん」

次の日も気になったから聞いた

「Kyoちゃん今日も一年生来んかった?」

「来た」

「えっ?来たん?」

「うん、一人・・」

「一人だけ来たん?なんで??」

「わからんけど・・親に怒られたんやって・・」

この時、少し“まずいなぁ”という感覚が胸を過った・・
正直、親の叱咤は間違いではない。しかし、意志表示した仲間達を無視し、親の正義感だけで物事の整合をとっても、子供は仲間から弾き飛ばされてしまう。これは基本的には親の価値観、正義感がマニュアルとしては正しいと書かれているだろう。しかし、物事は一本の線で進んでいるわけではないし、自らの子供だけがその線を描いているわけではない。全体を俯瞰して見れば、案外想像以上に複雑であり、そう拙速に自らの価値観を押し付けては決していけないはずなのだが・・・
ここが問題だ。どうも問題の解決と、仲間との意思疎通を無視した親の価値観が乖離しすぎているような気がしたのと、先生の対応があまりにも緩慢な感じがした。。

しかし、だからと言ってなにか現状でできるものでもない・・・

私は自分の子供たち世代を見ていて一番気がかりな点がある。
それは、世代間、そんなに年の離れた関係ではなく、小学校で言えば、1年から6年、中学で言えば1年から3年、この程度の世代間の交流が、私たちの時代に比べあまりにも希薄なのである。
特に、小学校の子供たちをみていると、殆ど同学年としか遊んでいない。
この現象を私は凄く危惧する。そんなこともあってU君が野球をやることを奨励したのであるが、
蓋を開ければ、どうも同学年でしか活動していないらしい。
私は自分の過去を考えると、曲がりなりにも男しての価値観を芽生えさせてくれたのは、やはり世代間の交流というと大層だが、先輩後輩、年長、年下の関係があってこそだと思っている。
年長者は邪魔くさくても年少者の面倒を見、年少者は年長者の言動を見て育った。その関係は
常に模範たることを意識し形成され、当たり前のように弱者を守るという人間においてもっとも基本となるものを子供の世界で習得したものだった。
それが現代は、どうもないのである。それを滑稽だが、教本で教えようとする・・

そしてもうひとつ最大に欠落している人材があるような気がする。

それは、周旋家の資質をもったものが皆無なのである。
世代間の間を取り持つ役目を担う人材だ・・

この周旋という行為、じつはかなり大事な役目であり、かなり懐の広い人物でないと役立たない。
ある意味キャプテンなどの仕事の90%は周旋だと思う。
私のブログの人物というカテゴリーも、大半実はこの周旋家が登場する。

良く考えてもらいたい。歴史が動く瞬間は戦もあるが、戦と同じくらいのボリュウムでこの周旋家が動かしたりしている。現代の外交などという要路は大抵この周旋という仕事の内容が成果の大きな部分を占めている。坂本竜馬にしても勝海舟にしても史実上の仕事の本質は周旋である。

周旋家とネットを叩くと、そのほとんどは“伊藤博文”に行きつく。
これは師である、吉田松陰をして伊藤博文を評したものからきているのだが・・
“「なかなか周旋家になりそうな」”この識眼、並大抵のものにあらず。
まさしく周旋家も周旋家、総理大臣にまでのぼりつめている。伊藤博文の不思議さは、高杉晋作が功山寺で挙兵したときに唯一従った子分であり、その選択を迷いもなく決断したことである。

かなり逆境であった状況下で果敢にも高杉と行動を共にしたのは、優柔不断な集団をその後、高杉側に引き寄せるために打ってでた周旋家の嗅覚だったような気がする。この伊藤の行動が地味だがその後の高杉のクーデターを陰ながら支えそして劇的な勝利に導いたのは言うまでもない。日和見だった山県有朋などは手柄をとるのに必死だったと聞く・・

こういう果敢な周旋家が必ず必要なのである。それは坂本竜馬も私は同じだと思う。今いろいろと竜馬像は見直されており、薩摩や長州に都合よく使われていたエージェントなどと言う見方が大勢を占め始めているが、実際はかなりの周旋家だったと私は見ている。一部上場企業同士を一人のフリーの人間が仲を取り持つような壮大なスケールを持っていたのは間違いないことだと思う。

今の世の中、是か非かということで進んでいくが、実際はそれでは上手くいかない。
日本は特にそうだと思う。和を持って貴しとなす・・の言葉の和とはそれぞれがそれぞれをオールで受け入れることではない。それぞれの価値観を許容しそれぞれの主張を活かしながら繋がるということである。

しかしそれぞれがそんな上手いことはつながらない、そこには必ず和を貴しと保つ意義を説いて回る周旋家が存在するのである。

周旋家は二つの相克する価値観に果敢に向き合わなくてはいけない。どちらか片方に傾いても大きな和は保つことはできない。しかし。向き合ったものに対して相手の言い分だけを伝えてもそれは真の周旋家、和を成すことにはならない。だから非常に難しいのである。ともすれば、表裏卑怯の輩とそしりを受けかねないのであり、お互いの間に入って疑心暗鬼の合間に挟まれる覚悟もいる。そしてそんな環境下において豪放磊落に朗らかに、お互いが合致した場合の素晴らしさを腹芸でも謳い続ける強さがいるし、生来の懐の広さと清い覚悟がないと、双方から最後まで信用されない。

こんな人物が本来は必要なのである。
しかし、あまり評価されなく、特にその有用な能力を今の時代は評価しない。

地味だから・・・

リストラと一言で言うが、何を一番企業が無くしたのか?それは経験豊かな人材もそうだと思うが、一番は、様々な経験を積んだ周旋家を手放したことにある。会社などの究極の本質は周旋家の在りようであると私は思う。攻勢・守勢様々な局面があるが、意見の統一など最終的には一本化しにくい。しかし周旋家の働き如何でバラけていた流れを一本の大きな流れにまとめあげることも可能である。しかし、これをトップダウンだけで毎回決することほど不協和音が鳴り響くものもないし、脱力感の増幅を伴うものもない。

又、得意先などとの良好な関係も最初以降は全てこの周旋行為の産物となる。自らの会社と得意先という取引で結ばれている関係も間に入る人間がいてこそ成り立つ。そこには間違いなく提案力などの営業テクニックは必要なのだが、長い和やかな関係の根幹は営業担当の周旋力が物を言う。

これがまったくないとどうなるのだろう・・

今のサディズム社会はその最たるものだと思う。
企業の不祥事は倒産するまで追い込むし、倒産に追い込まれるまで会社を持っていってしまう社員。自分の事を棚に上げ忘れたがごとく、人の失敗も立ち直ることすら許さない。

こんな是非の社会で本当にいいのだろうか?何か中間のクッションがヘシャゲテいなか?
と常々思うのである。

周旋家がもっといるんじゃないだろうか?

私は欧米的な是非の社会は賛成ではない。こんな一元的な価値観を国家の軸にすることは大間違いだ。日本の民主主義で良いと思う。広く会議を興し万理公論に諮るべし。そして周旋家が裏に表に縫合する。

これで良いと思う。

政治世界の大立者は間違いなく周旋家である。

安倍晋太郎の最大の不幸は、参謀格にこの手の手練手管を繰り出す老練な周旋家が不在だったことだと思う。もし、三木武吉級の参謀がついていれば・・・そうそう手が出せなかったとも思う。



話をKyoちゃんにもどすが・・

次の日の晩、再度状況を聞いてみた。

「一年生出てきた?」

「誰も・・」

「うん?昨日来た一人は??」

「親戚が来るからって帰った。。」

間違いなく嘘である。
そんなことはKyoちゃんたち2年生も十分承知しているはずだ・・

「そうかぁ・・・Kyoちゃん?」

「なに?」

「その子、守ってやらなあかんのちゃうかなぁ?」

・・・・・・・

しばらく黙っていたが


私の顔を見ず


うん!


と、小さくうなずいていた。。




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投稿者 junca 00:25 | コメント(0) | トラックバック(0) | 子供
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