2007年09月09日(日)
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って・・こんな始まり方が私のブログは多いなぁ・・・
「ただいま!」
「あっ、おかえり!」
「うん。なんかあった?」
私は結婚以来かならず聞くことにしている。
特に理由はない。しかし必ず聞く。これは子供が出来てからは特にそうで、忘れる事はない。
出張に行っていて、家に電話する時にも必ずこの言葉から始まる。
子供にも聞く。
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我が家は朝の8時半を境に全員が外出してしまう。
そして、私が帰ってきて再び全員が集合する。その時一日“どうやった?”と聞く言葉として「なんかあった?」というのは至極当たり前なことだと私は思っているとかではなく、自然と口をつく。
うーん。。
これはひょっとすると、原始時代、そうギャートルズの時代より“おとうさん”は変わらないのでは?
おとうさんは集落の仲間とマンモス狩りに、お母さんは近くの川やその他へ家事にでかけ、子供たちは遊びに・・・
そんな時代から本質は変わらないのじゃないかなぁ?
子供が大きくなってからはそうなのだが、一日を考えると、寝ている時間を差し引くと、親である私が彼ら彼女たちとは2~3時間位の対面でしかない。それ以外の時間はそれぞれが、それぞれの社会で自分の立場のなかで活動している。だから当然、家族の者たちの日中は知らない。
そんな事はどの家庭も同じだが・・私は改めて“ふっ”と考えると、そうかぁ!と感心してしまう。。俺は!彼らの日常をあまり知らない!うん、それは“だろう”とか“かなぁ?”とかというイメージの世界でしかない・・
だからではないが、毎朝、めざましテレビの“占いカウントダウン”を見て、家族の人たちの一日をリサーチしている。私を含む家族4人の星座の運勢を凝視しているのだ。
だから、便所に行きたくなっても朝6時57分頃の8チャンネルの画面前からは、離れない、
いや離れるわけにはいかない!!!!だって家族の人たちの今日一日を“適当”に見せてく、適当な注意事項を教えてれるのである!!カウントダウン1位であれば、“うん、大丈夫”しかし12位だと“おぉ!大丈夫かぁ?”となる。
そして、必ず占いの内容をそれぞれ見て、悪い場合は“ラッキーポイント”も必ず見チェックし、家族の人達に伝えている。
実にアホなことだが、案外、そんな事でも頼りにする・・・
今日始まる家族の一日は、私の知らない所で起きていくのだから・・
こんな事は私の習慣として始めた事なのだが、いつしか嫁も真似をしだした。私が寝坊してこの時間を過ぎてしまうと、ちゃんとカバーしてくれている!!!!
「パパ!今日もうひとつやぁ!なんかエナメルの靴がラッキーポイントやって!」
「な、なにぃ??エナメルぅ?だれがそんなもんもっとんねん??」
「さぁ?」
「うーん・・しかたないなぁ・・・」
と、いつも履いている靴を、煙がでるぞぉ!ってな位磨いて出かけた・・
昨日もU君が占いとしてあまり良くなかったが、ラッキーポイントとして、服は右そでから着ると運が開ける!!となっていた。
U君をまって、このことを伝えようと思ったが、これが、なかなか起きてこない!!どんどん時間が過ぎ、私も出掛ける時間になる!!
「あいつ!ハヨおきよぉ!」と叩き起こし、服を無理やり着せる!!
「なにするのぉ・?まだ着替えへんよぉ!!もう!」
「あほ!今日は右そでからお前は着なあかんねん!!ぐちゃぐちゃ言わんと、ハヨ着ろ!!」
「えぇぇ??・」
ふぅー!!
これで安心!!
と、私は出掛ける。。。
何もしないより、何かの指針があればそれをやる方がよい!!これが私のくだらない哲学である。。人間など所詮、一歩外を出れば、いや?、家にいてもそうだが、何があるかなど分らないのである。
ゲンを担ぐのはタダである!!
そして昨日もいつもと同じように、
いや、少しばかりいつもより遅かったが
「ただいま!」
「あっ、おかえり!」
「うん。なんかあった?」
と、帰った。しかし、なんか
様子がおかしい???
「うん。」
「どうした??」
「それが・・・Kyoちゃん・・」
「Kyoちゃん?うん、どうした??」
と聞きつつも、少し身構えた。。。。
「今日クラブで気持ち悪くなって・・ちゃんと最後までいたんやけど、途中から見学してたみたいやねん・・」
「気持ち悪くなった??なんか悪いもん食った??熱ある??」
と、矢継ぎ早に聞いたが、どれも当てはまるものはない。
嫁が一言
「たぶん・・疲れやと思う。」
「そうか・・・」
確かにクラブも休みなく、朝の早くから、晩は晩で塾だ・・疲れが溜まっていてもおかしくない。夏休みといっても先日のお盆休み以外は、毎日そんなスケジュールだ。
まぁ、そんな時もあるか・・
顔を見ると、確かに少し疲れたような感じだ。そしてその日は塾も休み、明日のクラブも休むことにしたようだった。。
「じゃ、Kyoちゃん、今日はハヨ寝!なっ!」
「うん。。。」
と、2階に上がった。
その後、食事をしながら新聞を読んでいると
嫁が
「パパ!」
と喋りかけてきた
「なに??」
「さっきのKyoちゃんの件やけど・・」
・・・・うん?なんかあったか??疲れ以外の理由が??・・・・・
しかし、正直、一日仕事をして私も疲れている。神経がすり減って帰って来ることもある。できれば大過なく家族は過ごしてもらいたい。
聞く余裕もない時もある。こんなこと言うと問題だが、疲れる。結論がでない話は・・・
実際投げ出したい時もある。
嫁も感情的な時がある、慣れないパートの仕事から帰って、休む間もなく家事だ。
お互い、同じようなものだが、しかし、これ、だからと言って聞かないわけにもいかない。
二人、よく愚痴を知らず知らずに子供の前で言っている。
仕事の事がほとんどだが・・・逆に考えれば、子供も鬱陶しい時があるやろなぁ。。
などと、瞬間的に駆け巡った。
「あー、疲れてたってやつ?」
「うん、確かに疲れてるんやけど、たぶん・・」
。。。。。。
「最近、試合に出てるみたいやねん、クラブ。。」
「へぇ」
「それで、いろいろプレッシャーがあるみたい、悩んでいるのかも・・」
「あー、なるほど・・」
・・・そうかぁ、毎日同じように出かけてるけど・・・
「本人はなんにも言わへんけど、たぶん疲れと、プレッシャーがピークやったんちゃうかなぁ?って、心配して電話くれた顧問の先生も言うてはった・・」
「あぁ。。で、辞めたいって??」
「いや?」
「??何か言うてた??」
「なんにも??」
「そうかぁ・・、どうするんやろ??やめるかなぁ?」
「わからん。あんまり、感情を表にださない子やから・・」
「うん、そうやな・・」
しかし・・
こんな場合・・・
どうすればいいんだ???
問題なのか?問題でないのか?
今の問題?
これから、このことを起点に問題になるのか?
うーん、どうしたものか?
仮に、何とかしようと思ったとして、なんて言うてやればええのか??
少しドギマギした。
子供の性格という、粘土のような塊、形がない造形に手を触れ
何かの形をつくるような・・・
しかも、それが造形的に美観を保てるかどうか?そしてそのまま固まるのか?
すこし、後ずさりしたくなるような感覚が芽生えた。。。
本人から、なにか訴えかけてくれたり、訊いてくれれば楽なのだが・・
なんにも言わない。。。
基本は簡単だ、“そんなもん、負けんと頑張れ!”である。
が、そんな事は本人も十分、分っている。だからプレッシャーを感じているのだろう・・
気持ちの逃げ場がないような追い詰めかたになるような事ではいけない。
本人に任せることが大事。
だからと言って、安直な結論を導きだしては・・・
辛いことから簡単に逃げてもいけない。結局、人間辛抱することも大事だし、クラブなんか究極はその鍛練だと思う。
が、うーん、難しい。大体、今、軽い反抗期に差し掛かっている。
なんか言うて素直に聴くかなぁ??まぁ聞いてはいるけど・・・・
どう言えばいいのか??気持ちがピタッとくるのはどんな言葉かなぁ?
とにかく、結論は出ている、クラブはつらくてプレッシャーがあっても続ける。
しかしこれは親としての結論でしかない・・・・・・
いや、結論はそんなことではないなぁ?そんな形のことではない!
うーん、やっぱり自分と向き合い、自分と戦うことだなぁ。。
どんな結論を選ぶにしても・・・
と、嫁と二人長い時間喋った。
少し疲れた・・・・
女の子は
正直、難しい。
年々難しくなってる・・
その上、年々避けられてもいる。。
あんなに・・うーん。。
うん!明日、顔を見たとき思いついた事を言おう!!うん、そうだ!!
嫁に
「あんな、明日、俺、思う事Kyoちゃに言うわ!」
「うん。」
次の日、起きると、クラブもないのにKyoちゃんはいつものように早く起きていた。
「あれっ?今日クラブ行くの??」
「違う。」
「あっそう。。」
と、顔を見たが、
昨日決意したが、何も口をつく言葉がなかった。
・・・うーん、わざわざ休んだ朝一番に何か言うのもなぁ?・・・
などと、勝手に自分で結論つけ出かけた。今日一日ゆっくり休んだらええやろ。。。
その晩帰り、嫁に聞いた。
「なんかあった??」
「ないよ。」
「Kyoちゃんは?」
「はよ寝るって上がった。」
「そうか・・明日クラブどうするか?なんか言うてた??」
「いや、なんにも。」
「そうか・・あっ、昨日、今日の朝、声かける言うてて、結局、なんか、なんにも言葉なかって、そのまま出かけてしもた・・」
「あぁ、みてたよ。たぶんそうやろなって思た。でも、ええんちゃう!たぶん今なんか言うてもなぁ。それより、今日一日Kyoちゃん家に居たやろ」
「あぁ、そやな。それが??」
「帰ってきたら、家の用事全部してくれててん!」
「へぇー?まぁ暇やったんちゃう??」
「うーん??なんかそんな感じとちゃうんやけどなぁ??」
「??・?」
「朝、大雨やったやんか!」
「おぉ!すごい雨やった。俺なんか駅着くまでにずぶ濡れやでえ!ってそれが??」
「うん、私、今日ちょっと用事が遅くなって出かける前バタバタしたんや、それでKyoちゃんの事、気になってんけど、私もなんにも言わんと出かけたんや。」
「うん、それで??」
「カッパ着て、傘さして、自転車に跨って、行こうかって思って玄関何気なく見たら、Kyoちゃんがジーと見てたんや。」
「見てた???うん、でも、それ、なんかおかしい。」
「いや、おかしくはないんやけど、自転車乗って通りに出ようかって思うとき、なんか気になって又家の方見ると、まだジーと見ててん・・・」
「まだ、見てた??・なんでやろ??」
「いや、わからん。」
「なに見てたんやろ??」
「さぁ???」
「仕事帰ってきてから、なんか言うてたん??」
「いや、なんにも??だけど、用事は全部済ましてくれてた。。」
「ふぅ~ん???」
なにを見ていたんだろう??
ただいつもと同じように働きにく嫁、母親の姿やけど・・
確かに、嫁が働きに行く姿はクラブや学校にでかける時は見ることはない。
自分の方が先に出かけるから。だから、普段仕事の愚痴を嫁が言っていて、それを
Kyoちゃんが聞いたとしても、それは想像の世界でしかない。。
しかし、ジーといつまでも見ていなくてはいけないような興味を引く姿か?・
合羽を着て、傘をさし、自転車にまたがって必死にこぐ姿は、正直あまり格好のよいものではない・・・
なんか言いたかったんかなぁ??
うーん??・
とにかく、その日一日はKyoちゃんだけが
家に一人居た事になる。
一日何考えてたんやろ??・家の用事してたってことらしいけど。。。
・・・あした、クラブどうするのかなぁ??・・・
次の日、起きると、KYOちゃんはまだ寝ていた。
「おはよう」
「おはよう」
「Kyoちゃんまだ寝てるみたいやけど??」
「うん、クラブ行くにしても今日は午後からやから・・」
「どうするんやろ??」
「さぁ??分らん。」
「なんか言うて出かける??」
「いや。」
「そうか・・」
と、気になったが出かけた。
日中、何度か気になり、家に電話しようか?とも思ったが
結局しなかった。。。
その日、駅を出て家に帰る道、歩きながら
頭の中、Kyoちゃんで充満していた・・
あーKYOちゃん今日どうしたかなぁ??クラブ行ったかなぁ?
クラブやめるのかなぁ?
出来たらつづけて欲しいなぁ・
やっぱり、なんでも良いからなんか言うて話したほうが良かったかな??
クラブの先生に相談しにいかなあかんかなぁ???
ほとんど、嫁に任せっきりやもんなぁ。。
なんか、知らんうちに大きくなって、この数年
俺、なんかしたんかなぁ??
なんにもしてないよなぁ・・これといって。。
などと考えながらトボトボ歩いた。
家の玄関のチャイムを鳴らすと、玄関のガラスにKyoちゃんの姿が映った。
・・・あれっ・?、Kyoちゃん?・・・・
このチャイムを聞いて戸を開けるのは、U君か嫁の役割だ・・・・
ほぼ、これをKyoちゃんがやることはない。。
次の瞬間戸が開き、目の前にKyoちゃんが立っていた。。。
「おかえり」
「あっ、うん、ただいま。。。」
目があった。。
「あー、あれや、うーん・・」
少し聞きにくかった・・・がKyoちゃんから
「クラブ??」
「あっ、うん。」
「行ったよ!」
「行ったの??しんどくならんかった??」
「べつに。」
「そうか・・」
と、言う会話をしつつ居間に入ると、嫁が
「おかえり」
「うん、ただいま・・」
少しホッとしたのか、ぼぉーとして
何も考えず嫁の顔を見たせいか、嫁が
「??なんかあった??・」
いつのも私のセリフが取られた・・
「いや、なにも」
あれっ?・逆だ、
けど
いつもと同じ・・・
また、いつもの我が家の
合言葉
皆が一日を終え
なにごともなく
集合した。

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