2007年01月16日(火)
弘法さんと白鹿 
amazon.co.jpで 弘法さんと白鹿 を探す
うん??嫁から。。
その日は土曜日・・なにかあった??・
見ると、
「U君の野球、集合時間間違えて大遅刻させてしまいました。。
何が悪いんやろ??
来週どこかお参りいきます。。。。。。。。」
???・
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お参り???只の勘違いかなんかやろ???
どうしてお参りになるのか??
不思議だ????
この思考回路に付いてイケナイ時がある。。。
あー!そう言えば
この話しを別にしてもお参り行かなくてはいけない。。。。
今年は“本厄”だ!
そう去年も行った“立木山!”。。。
うーん…
嫁の思惑と私の厄払いが合致した??
いや、嫁の厄払いが優先した???。。
しかも先週の土曜日は午後から珍しく家族全員集合!
じゃ!いくかぁ!
と言う事で行った!!!
行きしなの車中で嫁が聞いてきた。。
「パパ?」
「うん、何?」
「ご祈祷の値段どうする??」
そうなのである!神仏のご加護も金次第なのである!
安いとなんかあるのかなぁ??などと考えてしまう。。。
松竹梅!!どうにもその差が良く分からないが、神仏に対して値切る日本人もまぁいないから、疑問はあってもそのままだ。。。。
「値段??去年は」
「あー前厄やから一番安いのでいいかと思て、3,000円!」
。。。どういう意味か??前厄やから良いかと思うとは???
だから安くていい???うーん。。なんか釈然としない。。。。
「じゃ、今年は本厄やからまぁ一番エエのでなくても中ぐらいのしよかぁ!」
「えぇ、5,000円??でもなぁ?高いからどうのこうのって無いやろ??」
「いーや!5,000円!これでいく!!」
ここは頑張った!!なんせ本厄だ!!良く分からないが。。
「そう。。」
「だってお前!なんかあった時、あの2,000円ケチったからやなんて後悔はいやや!!」
「はははははは!なんか?ってなに??なんかあるの??神仏様がお金の額で差別するかいな?」
「アホ!あるわい!5,000円やったらかすり傷で3,000円やったら骨が折れたとか!だから値段の差があるんやないか??一応災厄はくるんやけど、金額で程度が変わるンや!!住職さんも多分祈祷に力の入れ方の差があるはずや!一万円は仏様、まぁこの場合御大師さんかなぁ?によう聞こえるような大音量!ボリュウムで祈祷を読み上げるンや!5,000円やと、チラホラ聞こえる程度や!3,000円なんて、まぁ一応来てますけどお手すきの時に!見たいなもんやでぇ!その神仏さんのお手すきのタイミングが外れて大怪我するんやないか!それが5,000円やとすぐに気付いてくれはるんや!10,000円やと始終見ててくれはるんや!まぁセコムみたいなもんや!!神々八百万、仏さんもどんだけおるんかしらんけど、お前!日本人一億以上おんねんどぉ!一々見てられるかい!そこはやっぱり高額祈祷者からや!」
「見たんかいなぁ???」
「あほぉ!考えてみぃ!三途の川でも六紋銭ないと渡れへんねんで!死んだら皆仏さんゆうてこの世は言うけど、死んですぐの川の渡しがすでに金で差別しよんねんぞぉ!なんとその噂がむかしからこの世にまで漏れとんや!!だから、払える人はケチな事したらあかんのや!まぁ今の俺は10,000円言うとちょっと過分やから…わかるか??」
「まぁ、10,000円は高いわナァ!お参りに。。」
「いや、そーやのうて、ちゃーんと神仏さんがみてんねんどぉ!一応生活の程度に応じて金額が設定されてんや!あのな、国家公務員が都心の一等地にメチャメチャ安い値段でマンション住むような品性下劣なことしたら、逆に天罰加えられんぞぉ!なんでもちゃんと申告せな!」
「あほくさ!結局、怖いから金で解決しよ思てんやろ???大体普段信心ないのが一番神仏さん怒る思うけど!ナンカの時だけ頼みに来るやなんて、都合のええのが一番あかんわ!!」
。。。それは…アンタも同じじゃないですかぁ??…
。。。。。
と言う会話をしていると到着!!
あー!今年も来たねぇ!
さぁ!700段
階段上がるぞぉ!
とハリキッて上がる!
U君、Kyoちゃん疾風の如く軽快に駆け上がって行く!!
おー!流石!バレーと野球で鍛えてるだけあるナァ!
と二人の後姿を眺めつつ階段を上る。。。。。。。。。。。。。。
が、あれっ??
足が…・
シンドイ。。。
おかしい??去年はさほど苦しくなかったのだが。。。
うーん…ウォーキングをサボっているせいか??
確かに去年のお参り前はよく歩いていた。。しかし、今年は…全然歩いていない。。。
その差がてき面に出ている。。。
息が上がる。。クラクラする。。
どう考えても膝やその他にヨーグルトができるぐらい乳酸が溜まっている。。
うーん・・苦しい。。不本意だが休もう。。。
ぜぇぜぇ…苦しい、明かに酸素不足だ。。。
と、その横を元気な老人が矍鑠と歩を進めて行く。。。
あー、、子供も、、、、
あー、、犬まで。。。。
トホホ。。。
上を見上げると、かなり急な坂。。雲上を目指すが如く。。
はぁ~駄目だ。。確かにこの苦しい階段を上り詰めると厄が落ちるなどと勝手に考えていたが
大きな間違いだ。。。
これが一つの警告なのだ。
これしきの階段を軽快に上れない事が、厄年という人間人体の節目にとって、毎日の不摂生生活の改善を促しているのだ。。そう考える方が自然だ。。明かに情けないくらい体力が落ちている。。
少し休息をとって再度階段を上り始める。さっきより楽になった。明らかに体がほぐれ発汗し体が動く様になっていた。。どうにかこうにか到着!!
ぜぇぜぇ!
汗、タラタラ。。。
U君が迎えにわざわざ下りてくる
「なんでパパ汗かいてるの???」
「うーん、、、、、、ぜぇぜぇ。。。」
答える元気もない。。
まるで24時間テレビの100キロマラソンのフィナーレ状態。。。
ゴール!自分を誉めて上げられない。。。情けない。。。
暫くすると嫁も上がってきた。。やはり私に近い状態。。
夫婦揃って、ぜぇぜぇ…髪の毛を振り乱し。。。
まるで難民のようだ。。。。
とにかく少し座って休もう!!お茶を飲みしばし休息。。。。
するとU君が・・
「あれっ??ここって小便小僧がいるの??」
「はぁ??なんでお寺におるんや????」
と、U君が指差す方向を見ると、小さな弘法さんの像が備えられており、皆が足下にお賽銭を置き、その像の頭を撫で拝んでいた!!
「あー!あれか!あれはな小便小僧とちゃう!弘法さんや!」
「コウボウサン????」
「そうやコウボウサンや!知らんか??」
しばらく考えていたが…・
「あー!知ってる!」
「おー!知ってるか!」
「うん!あれや!ほら、草が酸素出すやつ!」
「うん??????」
嫁、Kyoちゃん、私…しばし顔を向き合わす…・


「あほ!それコウゴウセイ!や!」
そうなのだこの寺、去年もこのブログで書いたが、空海が縁というより、空海が開山したような寺だ。。
弘仁6(815)年、諸国を修行中の弘法大師が、瀬田川のほとりに立ち寄った際、対岸の立木山に光を放つ霊木があるのが目にとまりました。しかし、急な流れの瀬田川を渡りあぐね、しばらくたたずんでいたところ、突然白鹿が現れ、その背に弘法大師を乗せ、霊木の前まで導き、そこで観世音菩薩に変化し、虚空の中に消え去りました。この奇跡に感じ入った弘法大師が、霊木に観世音菩薩を刻んだのが、立木観音の始まりだということです。
弘法大師が観世音菩薩を刻んだのが、ちょうど42歳の厄年で、人々の危難を救ってほしいと願いつつ刻んだことから、立木観音は古くから厄除け観音として親しまれている。。。
今から1,200年近く前にこんな辺鄙な所を空海は歩いていたのかぁ。。。
そう言うとこの鹿跳渓谷(ししとびけいこく)元風景に近いものがあるなぁ。。
うーん!光を放つ霊木!!突然現れる白鹿!
空海だからなんとも霊験あらたかなるかな!
お参りした。5,000円!
エッへん!!
おみくじも引いた!吉!
まずまずかな??
最後奥の院というのにお参りする。。
あぁ!なんだぁ??
行列だ。。。。。。
それもその筈、一人一人お賽銭を入れ、鐘をつく!!
ゴーン!
その都度一人終わり。。。
うーんあと30回以上聞くのかこの鐘の音。。。
これは時間かかるなぁ!
と思っているとkyoちゃん
「パパ!大丈夫大丈夫!!USJに比べたら!」
「おぉ!そうか!」
と列に並んだ!!
暫くジワジワ進む。。
すると嫁とKyoちゃんが何やらゴニョゴニョ内緒話。。。
うーん??なんだぁ??
暫くすると嫁が
「パパ!」
「どうした??」
「Kyoちゃん、オナラ出そう!」
「なっ、なんですとぉ!うら若き女子がぁ!!それは一大事!!」
「それが、どうも階段上がって腸が活発になり・・・」
「そうかぁ~!!分かるぞぉ!俺も実は階段上りながら後ろのお尻付近に顔を近づけて上る人の頭に10発はコイてしもたぁ!」
「えぇぇぇぇぇ!」
「あほ!そんなことよりコッチきてお尻むけて一発いけや!!ホラほら!!」
「あっ!パパあかんて!!」
「なんでや???」
「弘法さんが!!!」
「おぉ!本堂に向けてはアカン!!おぉ!ええこと思いついたぁ!!あの鐘つく音の間にカマすんや!!ほれゴーン!!そうこの音の間や!!」
嫁が
「どう?Kyoちゃん???」
「うん!」
その間
ゴーン、ゴーンと鳴る!!
「どや??Kyoちゃん来たか??」
「う、うん。。」
「よし、次や!!」
家族皆で心の中で静かに”せーの!”
コーン。。。。。
あれ小さい音!
見上げると子供ではないか、子供の非力で音が小さい。。。
しかし遅かった。。。
ぶぅ~!
あー!!
はずれたぁ~。。。。
家族全員赤面。。。
ごめん
御大師さん。。。トホホ。。。
少し日が暮れてきた。。。。
さぁ!帰ろう!と来た道である階段を下りる。。
もう少し摂生しよう。。
来た道を帰りながら少し反省した。。。
まだまだヘタる年ではない。。。子供もまだ中学1年と小学4年・・
まだまだこれからだ!もっと馬力つけなきゃ。。。
階段の途中で
そうや!ぶぅーらんじぇ!(全て100円のパン屋さん、我が家のお気に入り)
寄って帰ろう!
U君、Kyoちゃん大喜び!
「好きなん買うたらええぞぉ!」
わぁーい!!
二人小躍りで鹿跳渓谷の鹿跳橋を渡って行く
二人の影が
少し
小さな鹿に見えた。。。

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