2005年08月07日(日)
oh! kuwagata 
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KyoちゃんもU君もスケジュール一杯で目一杯楽しんでいる。
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よろしくお願いいたします。。
私も夏休みは遊びたおした記憶が一杯あるが、その中でも“虫とり”は最大のイベントでした。虫とり=くわがたを捕まえる事であり、子供にとっては宝さがしでした。女の子にはわからないが、あの黒光りした飴のような体と、角を生やした攻撃的なフォルムは、われわれ男の子にとってはなんともいえないコレクターズアイテムであり、もっているかいないかで男子の沽券に関わりました。もっている友人は憧れで悔しいぐらいうらやましかった。
私たちの時分より夜店でくわがたは売られていましたが、あくまで野生を捕る事にロマンがあり、そんな夜店の養殖物を飼っているなんて言う事が友人に知れた場合には、多いに馬鹿にされ、ひどい時には人格まで否定されました。だからお前は駄目なんだ!そんなんだから夜店でくわがたを買ってしまうんだ!ひどい話であるが、それぐらい大事な事であり、金で解決しようなんて言うのは許されませんでした。
私が小さかった頃は、自転車で捕りに行けるところが幾つもあり、毎朝チャリンコ編隊を組んで高学年を隊長に現場へ直行していました。そのころ“おおくわがた”の存在は微かに知っていましたが、幻に近く、我々の目標はのこぎりくわがた・ひらたくわがたでした。
現場に到着すると木の下を掘る者、木を蹴る者と様々な原始的な捕獲が始まりますが、
この木を蹴るというのが以外と効果があり、結構捕れた記憶があります。しかし案外“みやまくわがた”が多く、このくわがたは“おじいさん”のような雰囲気があり、そして実際動きもスローモーで、あまり子供には人気がありませんでした。
私も一度“ひらたくわがた”の小さいのが捕れたときは、インディージョーンズ気分で1日中虫かごを眺めていました。とにかくうれしかった!
数年前おおくわがたが物凄い価格で販売されているということが、かなりニュースで流れていた事を記憶している。80mmを越えると何百万円もし、まさしく黒い宝石扱いでした。
その時分は就職し、馴れない仕事に毎日追われ特に気にもしませんでしたが、くわがたかー懐かしいな、夏休み“わくわく”したなーという懐古感がこのニュースで蘇りました。
しかし日々の忙しさの中ですぐに消えてなくなりました。
それから数年後男の子が生れ、小学校に行くようになり夏休みに入るとすぐに“虫とり”に連れていきました。しかし昔とは環境がまったく変わり都市化されており、とても自転車で行けるところにはいませんでした。しかし諦めず車で各所を探しましたが、現在は“トラップ”という仕掛けをし、深夜に若者達が捕獲に行くらしく、私達親子のような網を片手にふらふら遅くに現われるものにはまったく捕ることは出来ませんでした。
しかし子供にはなんとしても、“くわがた”や“カブトムシ”を見せてやりたかったのです。
ネットをみると比叡山にカブトムシパークみたいなものがあり、“カブトムシ”が触れ観察できるという事が書いてありました。まぁ!とりあえずこれでいいかーと思い早速行く事にしました。
カブトムシパークはネットの中で飼われているカブトムシを探し、触り観察することができました。
はじめて見る沢山の“カブトムシ”にkyoちゃんもU君も大喜びでした。
ところがここのもう一つの目的は、パークを出たところにおっさんが虫を販売していることにあり、ネットの中で虫を見たチビッ子は間違いなく欲しがるのです。
それも、普通の“カブトムシ”程度ではなく、アトラスやネプチューンという高価な虫まで居り、“ぼうや!さわらしたげる!”といい、U君はまんまと引っかかりました。そのあとU君は買うまで帰らない攻撃を始めました。
私も実は内心物凄く欲しくなり、嫁に“まぁ、折角やから買ってかえろうや!”アトラスとか外国のは育て方が訳わからんしだいいち高いしなー、”おおくわ“でいこうや!”といかにも父親風を装いましたが、そのとき既に物色しており、55mmのツガイを決めていました。U君はあくまでアトラスに拘っていましたが、嫁の機嫌を損ない開き直られると“おおくわ”までがパーになるので、
“U君!アトラスなぁすぐ死によるで!”おおくわ“やったら何年も生きよるや!”“上手に育てるとまだまだ大きくなるでぇ!”
その時販売のおっさんが、にいちゃん甲殻類は成虫からは成長せんで!知らんのか子供に嘘言うたらあかんで!と笑われましたが、とにかく“おおくわ”に無理やり決めさせました。
U君に買ったものでしたが、あきらかに私が世話をし私のものでした。
「U君ぜんぜん世話しよらんから、しゃーないなぁー」とかいいつつ、楽しい毎日でした。
家族が寝たあと、こっそり水槽から出し“にやにや”と楽しんでいました。携帯のカメラで
撮影なんかもしていました、誰に見せるわけでもないのに。(笑)
買った年の10月に入ろうかという時まで生きており、“確かにつよいなぁ”と関心していました。しかしその後姿がまったく見えなくなりました。成虫で買ったから越冬は無理やなぁと諦めほったらかしにしました。所詮金で買ったものだし、野生のものを苦労して捕獲したわけじゃないので、何所か小さい時分に培った“養殖ものを飼う”という後ろめたさも手伝い意識からなくなっていきました。
翌年の6月嫁から水槽の整理を迫られ、何気なく水槽をみると明らかに土の様子が変わっているので、もしやと思い土を掘り返すと、“ツガイで生きていました”越冬していたのです。買ったものとかいう意識はまったくなく、新鮮な発見で、やったーというとてつもない喜びが胸をつき抜けました。
その時、小さい時分にくわがたを追いかけていた気持ちが鮮明に蘇りました!
ほとんど毎日出かけたが、捕れる日は夏休み中で1日か2日くらいしかありませんでした。でも飽きずに毎日追いかけていました捕れると信じて。今から思うと、
“くわがた”を追いかけていたのではなく、見果てぬ宝探しに胸躍らせていたのでした。
越冬した“おおくわがた”が、今でもそのスピリットがあるか?と土の中からこちらを見ていました。
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投稿者 junca 23:50 | コメント(0) | トラックバック(1) | スタイル
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