2006年12月07日(木)
十階のモスキート 
amazon.co.jpで 十階のモスキート を探す
月・火と出張に気楽に行って帰ってくると、仕事が山積み!!
おぉぉ!!と
忙しなく処理しているが次々と出てくる。。。
気付くとブログ更新のことが頭の中心からかなり隅に追いやられている。
あー今日も・・まぁええかぁ!明日・明日。。
あー今日もかぁ…うーん。。明日にしよ、毎日毎日なんて。。
そうこうしているとスランプ状態
さぁ書こうかな!あれ何書こう??
何にも無い!子供の事?時事??
どうにもツマラナイ…・
無い!!書く事がない!!
そう言えば、なんで俺はブログ書かなあかんねん!!
とノイローゼのような。。。
あーーー
どんどんPVが下がって行く。。。トホホ。。
そんな状態だ。。
なんかないかなぁ~??こんな事初めて…
と思いつつ今日の朝、車を運転しながら「ありがとう浜村純!」を聞いていた。。
ぼぉ~と聞いていたので前後がよく分からないが、ある事を喋っている時、急に“耳がダンボ”になった!!!
警察官の犯罪が多い!!
確かにここ数年警察官をはじめ公務員の信じられない犯罪や破廉恥な行為が多い。。
現在などあまり驚く事柄でも無くなった。。。またかぁ~?と嘆くでもなく
ふーん。。。ってな程度になった。。
しかし、この事で思い出した。。十階のモスキート!!内田裕也主演、催洋一監督 脚本はこの二人の合作。。配給ATGで1983年公開。。
今から23年前の映画だ。この映画、下敷きになった事件があった。。詳細は忘れたが、事件そのものを私は強烈に覚えている。今から思うと当時制服警官の不祥事はショッキングな出来事であり、記憶が定かではないが確かピストルを使用し、最後公園だったかで同僚に逮捕されるような事件で(正しくないかもしれないが・・)犯人の顔は横に広く蟹みたく、井川比佐氏のようだった記憶がある。。
私は当時高校か中学の終わりだったと思うが、この事件を見たとき、そしてこの人物の転落人生を知った時“映画のようやナァ”ではなく“映画にしたら面白いに”と感じたのを今でも記憶している。。その数年後、実際に映画になったのを見て、やっぱり同じ感覚の人間がいるんだぁと感心したし、すこし自分の中だけだが満足だった。。
確かに今と比べられないが、警官がサラ金に終われ最後強盗に走るなどという事件は当時かなりショッキングであった。。しかも市民を守るためのピストルを使用して。。。
この時から映画の企画を立てた内田裕也に興味をもった。。
ロックバカで乱暴者、今など剥げた頭髪をロングにし金髪に染めている奇天烈な風貌と、過去に起した事件も多い問題視すべき人間というのが一般の印象だろう。
しかし私は好きである。
この人、実は映画などクリエーティブな事では良い仕事というか才能?異能の人である。
デニスホッパーみたいな感じかナァ…
また、あまり一般的ではないが、音楽プロデューサーとしても一級の人だ。。
タイガース、ジュリー 沢田研二を見出したのもこの人だ。。
17歳で大阪のライブハウスで歌っていたジュリーをいち早く見つけナベプロに入れたのもこの人である。。この時の事を彼は「ジュリーには今までにないポップな感じがした。。」と言葉少なに語っていたのを覚えている。。この感覚は並々ならぬものがある。。
もうひとり、私を驚かせたのが「BORO」である。
“大阪で生れた女”を世に広めるキッカケを作ったのは内田裕也だ。。
大阪梅田で弾き語り?路上?どうだったか忘れたが、いずれにしても
市井の逸れ者として詩を歌っていた青年に光を当てたのも彼だった。。
どうも良く分からないが自分自身のパフォーマンスよりも、客観的に創造していく仕事に恐ろしい才能を発揮する人のような気がする。。そして閃きやインスピレーションが並で無いような気がする。。
しかし残念ながら、いや、まぁ、いいのかもしれないが…
一般には“シェケナベイベー”と必ず決め台詞を吐くおっさんにしか映っていない。。
話しを映画に戻すが、この十階のモスキート、良い映画だった。
脚本も素晴らしかったが内田裕也が実によかった。
あの斜めに世の中を見るような表情、上目使いの挑戦的な雰囲気。
理解されないものの独特な拗ねたような影。。
昇進試験に落ち続ける“うだつ”の上がらない制服警官が主人公である。妻も愛想をつかし離婚、一人娘も母親についていく。団地の十階に住み、毎月の慰謝料や養育費もとどこおりがちな男の気晴らしは、スナック・ヒーローで酒を飲むことと、その店の女とのセックスだ。男はいつも落ちている昇進試験のためにサラ金から借金をしてパソコンを購入する。男は妻への支払い、サラ金への返済で出費がかさみ、競艇に手を出し、さらにサラ金から金を借りるという悪循環が続き、とうとう、返済の催促は交番にまで及んだ。追いつめられた男は、自分の部屋に駆けつけると窓からパソコンを放り投げる。男は、その足で郵便局に押し入り、金を出せと拳銃を乱射する。郵便局の外にはパトカー、TV局やヤジ馬が殺到している。やがて、群集が見守る中、男は同僚の警官にかかえられ、手錠をかけられたまま連れ出されてくるのだった。
ストーリーを極端な要約で纏めると、うだつの上がらない中年警官が破滅していく物語でしかない。しかし、最初に関心したのはこのタイトルだ。
ひょっとして最初にタイトルがあったのかなぁ?などと考えたりもする。。
モスキート=蚊は十階にはいない。。
居ては行けない、もしくは居れないところに身を寄せているのか??などと考えた。確かにそれもあるのだろうが、かれの映画のコンセプトは少し違った。
ある時ふっと気が付くと、壁にモスキート(蚊)をつぶした小さな血痕が付いていた。自分の血なんですけどね。僕はロックンロールのナントカなんて呼ばれてるけど、現実には、大きな宇宙の中のちっぽけなモスキートみたいなものにすぎない───、でも人は刺せるよ、というふうな、それがテーマなんです。
なるほどと関心する。普通の感性ではない。。
管理社会の中で人間はある種自分を抑え続けて生きていかなければならない。しかし社会全体からみれば当然であり、その中の一個人の息苦しさなど無いに等しい。しかし、必ずしも社会全体が優れていて皆が枠の中に収まるとは限らない。逆の意味で必ずはみ出す者も存在する。しかしそれにしても全体から見るとごく僅かでしかないちっぽけな存在である。無意味にすら見える。。。
これはなにも犯罪者だけを指して言っているのではない。皆すくなからず精神的に脱落しそうな時が必ず存在する。広い空間のように社会を捕らえているのかもしれないが、実際は、その境界の線上に立っているだけだ。
社会全体の人それぞれが、もう一度冷静に見なおしてみると全てがちっぽけな存在でしかないことに気付く。特別な存在などない。その冷静さが人間には本来必要なのではないか??
それに気付く者、気付かされる者、気付かない者様々である。。
しかし“人は刺せる”の一言のように、ちっぽけなものにも出来ることがある。。
一寸の虫にも五分の魂
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投稿者 junca 23:57 | コメント(2) | トラックバック(6) | think
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