2006年11月26日(日)

fire 鈴木良治さんの絵 fire

あっ!

と気づいた!!

おんなの人は男の性器を

平気で“ちんちん”と呼ぶ、というか言えるが

平気で“ちんぽ”とは言わない。。。

言わないどころか、恥ずかしいらしい。。

なんとなぁ~!






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そう言えば

うちのU君にも嫁は・・

「ぱぱ?U君のちんちん見て?赤くなってるんやけど??」
とは言うが
「ぱぱ?U君の“ちんぽ”見て?赤くなってるんやけど??」
とはならない。。

どうも…仮に私が聞いても違和感がある。。

なんで“ちんちん”が平気で“ちんぽ”となると恥ずかしくなるのか??
よく分からない。。

ちんちんは上品でちんぽは下品なのだろうか??

うーん??何の差なのかハッキリしない。。
これが感覚の違いの一種なのだろう。。。しかし

理由は誰も答えられない。。

感覚だから。。

しかし、そうだと言う事を感じるのも感覚だ。。

などと下らない事を考えながら東京から帰ってきた。

後輩のS君と4時に代官山で別れ、渋谷から品川、そして新幹線で京都。
8時には家で焼酎を飲んで新聞を読んでいた。。。

うーん??

いつもながらこの感覚には慣れない。。

薄暗くなりかけの都内にいて、その4時間後には家で寛いでいる。。いつものように。。
なんだかなぁ~??さっき渋谷にいたのに??

田舎モノと言えばそれまでだが。。。

夢幻という事が身近に起こったような感覚になる。。

今はこういった事が日常普通に、そして連鎖的に流れるから気づかず、感覚もボケているのかもしれない。。本来人間という生物の機能からすると、走るか、歩くか、泳ぐか、この程度しか移動方法はない。しかし、馬や馬車それから車や汽車になり、今や東京京都その他の遠方にしても、新幹線や飛行機という利器によって移動の時間が変質した。歩くということでは何日もかかるものが、電車を使うと東京から私の自宅まで僅か4時間くらいになる。この時間の差は、歩くと言う事を基準に考えると、ある意味ワープしているのと同義であり、本来歩くという時点からその凄さを感覚として捉えなくては、人間の感覚は麻痺してしまう。。当然のように新幹線やその他最速の利器が感覚の中心にあると人間本来の感覚というものはどうなるのであろうか??

たまに休日歩くが、数十分歩くとかなりの距離が歩ける。。こんどは逆に本来の感覚の凄さを気づいてまうのである。。

文明の利器は、気短なずぼらな奴がいてこそ発展すると聞いた事がある。。
冬の寒い中、“冬は寒いのが当然”と皆が我慢する事が当たり前だと、ストーブやその他の暖房器具は出来てこない。。誰かが“寒いのはいややぁー”と立ちあがらなければ。ここに文明の発達の原点がある。。しかし、その瞬間、無くすものも存在する。我慢と呼ばれるモノや、冬と言う人間が本来感じる感覚が希薄にならざる終えない。。夏は暑い、しかしクーラーによってその暑さからは解放された。しかし今の異様な温暖化現象を本来の夏と捉えていいのだろうか??昔の夏と現在の夏は違う季節であると言う事は、ニュースの知識としてはあるが、肌身で感じているものがどれほどいるのだろうか??ここに感覚の瓦解が存在するのではないだろうか??

誰かが言っていた。今、自殺したり反社会的行為が頻発したり、道徳が瓦解していくのは、マウスなどが異常繁殖して、その修正に大量自殺に向かう狂気の瞬間に似ていると。。
確かにそんな局面が読み取れなくも無い。。救いの無い見解だが、確かに感覚がオカシイ。
中心がない。そしてよい方向に発展しているのか、退化に向かっているのか、本当に良く分からない。。

感覚とはすごいと思う。同じ1時間という単位でも、感じ方は様々ある。
早かったり短かったり、はたまた長かったり遅かったり。。これは自分にしか感じられず、他人とは根本のところで共有、いや
確認することができないものだ。。。ここに人間それぞれが持つ感覚の素晴らしさが存在する。
だからその感覚の違いを調整するがごとく言葉や文字などが存在する。皆で、ある枠組みを守るために。。しかし大きなマージンも人間には備わっている。それは感覚の違いを許容するという感覚が。。。

確か養老猛が言っていたが、人間なんてものは奇跡の造作物であり、こんなものは人間の英知ぐらいでは、受胎以外で科学的には到底創り出すことなど出来ない。いくらコンピューター全盛でも、コンピューターの機能などは人間の赤ん坊ほどもないと。。

そんな奇跡の造作物が千差万別に存在するのだ。。
そして感覚も。。。

この感覚という事で、私は若い時分から最大に疑問に感じている事がある。

それは見るという事だ。。

私は絵が大好きだ。若い時分からかなりの絵を見てきたと思う。それは実物も印刷されたものも、テレビなどのメディアでも、かなり見てきた。
しかし根本のところでズッと疑問に感じている事があるのだ。
それは他人と自分は同じ物を見ているが、同じように見えるのだろうか?いや見えているのだろうか??
自然界に直線は存在しないと聞いた事がある。それは論理的には理解できる。
当然、粒子というのか、最小単位の物質の結晶でしかないわけで、それが垂直や均一な0時点を築くなどは到底ありえない。直線に限りなく見えるというだけで、実際には直線などは存在しないのである。。

それと同じように、見るという行為も、ある程度の感覚の近似でしか他人とは確認できていないはずなのではないだろうか?と感じるのである。。

形態も色も、人間の感覚の平均的な接点の構成ではないか?と考える。そうなると絵など、見える物を論評すること自体が空虚な感じになる。所詮、共有できないものを、同じ感覚と勘違いした土台においてひとつの結論を導きだそうと論じるなどは、大いなる間違いだと感じるのである。。、

ある意味コンペという競争の方が、よほど多数決など現実的手段の種別で分かりやすい。。

勢い、写実などという感覚の近似が取り易い形態が絵の中心に腰を据えるのである。。

しかし大抵ここには技術的な感覚の相違しか表現としては感じ取れない。
そして最大に大きな間違いは、写実だけでは芸術ではないということだ。
写実は手段であって、感覚をつたえる目的ではない。
上手いという事が良く言われるが、なぜ?金科玉条のように上手いという事を第一義に挙げるのか?私にはよくわからない。どだい見えているものは曖昧であるはずであるから。
鋭い感覚で捉えれば、大いなる嘘しか描けていないという事だ。。人間の感覚を蒙昧にしているだけである。。

絵というもの、特に芸術家となると、その本質的中心はかなり違うのではないだろうか??

絵描きが絵描きたる存在として世の中にその立場を築けるのは、本来この曖昧な感覚の相違からくる鋭い伝達ではないのか?と感じるのである。

我々が感じる社会、我々が見る人間という近似の感覚は、おそらく本来の曖昧である筈の相対性を無くしがちであるはずだ。。

そこに芸術家の本来の使命が存在する。

そしてそこに芸術家という生き方の凄みがリンクする。。

生きている人間に向き合う一番近い表現として。
それは視覚中心の芸術だから。。
文学者や音楽家に比べ比較的長生きなのは、その感覚の伝播が他の芸術に比べ広義であり、
商業と言う次元をある意味必要としない時点から、表現制約と受動する制約が比較的希薄であり、社会の中で客観的存在の概念が脆弱でもあり、確固たる認知に時間を必要とするのもその理由ではないか?と考える。そしてそこから来る、道としての選択の覚悟も多いなる理由として考えられる。。

絵描きという一種独特な感覚を持ち得た者は、ある意味社会の中心的構成員から見ると、アウトサイダーである。そのアウトサイダー的存在が持ち得る感覚、我々の近似感覚から離れた新機軸、それこそが社会の隅っこの構成員として存在していける理由なのではないだろうか??

ある意味、我々が所属する社会に対しての反社会的存在として。。


私は常々、芸術家も立派な社会の構成員であると考えている。しかしそのポジションは我々とは大きく違う。そこには我々が無くした人間本来の感覚であったり、歴史観、我々が決して客観的に見えない社会の実相であったり病理を感覚として伝える重要性があると。。。

そこから我々は大いに学ぶ事ができると。。
この時代に生きている感覚を。。。



私は鈴木良治さんの絵に、その最大を今感じている。。




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投稿者 junca 00:10 | コメント(0) | トラックバック(2) | 人物
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