2006年09月27日(水)

役者 

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朝から晩まで駆け回った!!
今から6・7年前、毎月2週間駆け回っていた地域である。
営業として、担当の地区売上を上げるため奔走していた。。
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カテゴリー移籍しました。。。。。。
久しぶりだった。。
慣れた筈の地域だったが、6・7年ぶりに行く場所はすっかり様変わり
同じ街かぁ??と言うぐらいの変貌に唖然とした。。
当時も今もこの地域を横断するのは
東名阪道という有料国道だ!!
晴れ、雨、雪、風、いろいろな状況・季節・その時抱えていた悩み、とにかく
6・7年まえ駆け回っていた“道”である。。
今は当時と立場も違う、そしてこの道を走り目的地に行く内容も違う。
何より
悩みの内容が違う。。。
しかし、道の周りはマジック・手品の様に変わってしまったが、“道”は変わらず
存在し、あの当時と何も変わらない大動脈として、この地域を突き抜けている!!
それは、高速道路として近代化したかもしれないが、本質的には往時の“街道”と同じである。。。。
何度も何度も同じ道を、同じ目的で駆け抜けた。
目的は売上を上げるために。。。
そのために何度も何度も同じ事を繰り返した。。
今、その時と何が違うのか
違うものとして、ハッキリ自覚できるものは何なのか???
ヒラから管理職???
それが自分の変化の本質か??
よく分からないが、明かなのは、来た道、知った道の道のりは
同じ時間でも早く感じられると言う事だけなのだろうか????
しかし
目的は同じ、売上伸長である。。
これが経験なのか・?…・
でもやはり6・7年前と変わった感じがしない。。。
同じ道を走っている。。。
最近大好きなCMがある。
木村拓也と渡哲也が競演している缶コーヒーのシリーズだ!!
シチュエーションの説明は特にない。
上司部下??
ベテランと新入り
協力業者と得意先???
いずれにしてもそのシチュエーションを様々想像でき、増幅できる内容だ!
このCMのミソは木村と渡のカップリングである事は間違いないが
特に“肝”はやはり渡であろう!!
先般の“熟年離婚”というドラマ以降、その役者としての商品価値は“うなぎ上り”らしい。。
あのドラマは私も垣間見た。。
上手い下手ではなく、彼でないとというレベルだと思った。。
正直、演技が上手いとは思はない。
しかし、そんなことはどうでも良い存在感で威圧してくるのに驚いた!!
偶然??とも思ったが
今回のCMを見て
うーん!!魅力的!!!
と改めて関心した。。
彼に対しての私の知るインフォメーションは、石原軍団の頭目であることと、刑事ドラマのリーダー的なものしかない。。
その昔は様々な役をしたのだろうが、彼のイメージの大半は以上のようなモノでしかない。。
しかし、そのイメージが凝固したのには、其れなりの連続性と時間が存在する。。
何度も何度も同じものを“十八番!”のごとく演じ、ある種ワンパターン化したものが
ブロンズ像のような視覚イメージとして脳裏に焼きついた。。。。
こんなにタイトなイメージの役者が??今のこの存在感???
役者としてのバリエーションが今もあるとは思えないが…
それでも現在出演しているCMから受けるこの可能性の大きさはなんだ???
実は不思議でしょうがない!!!
なんでこんな事ができるのか???
芸術的な演技者というより、エンターテイメントな役者でしかない。。
しかし、今の彼にそんな枠組みがしっくりはまるか??
否である。
芸術的とかエンターテイメントという狭小な存在感ではない。。。
なんとも言えない良さがある!!
この“なんとも言えない”が、実は役者にとって最大の魅力ではないか??
一体どこからでてくるのか??どうやったらでてくるのか??
この答えは、ある2人から全てではないが、ある程度導き出せる。。
一人は“高倉健”もう一人は“松田優作”。。。
どちらも、何度も何度も同じイメージ創出を繰り返した役者だ。。
ある人が語っていた。
納得できるものがあった。。
高倉健・・若い時分より仁侠映画で同じストーリーを演じ続けた。。
人を何人も擬似であるが斬り続けた。。
何度も何度も同じ事を繰り返した。。
それが何時しか演じることへの深みを積み重ねる事へ昇華していく。
同じ事を繰り返す事によって、余分なものがドンドン殺ぎ落とされ、本質的な部分だけを
剥き出しで掴める境地に辿りついている。。
人を殺す人間、儀に生きる人間、それはごく限られた部分の人間考察かもしれないが、しかし、人間心理の最大として捉えられなくも無い。。
その部分を研究し続けたと言えない事もない!!
そんなことは予め計算されたものではないだろう。。。
愚直すぎるぐらい、同じ事を繰り返してきた結果である。。
松田優作・・彼もピストルを握ったイメージを増殖させ、焼き増しし続けた役者である。。
ある時、それを否定し?
凡庸な家庭教師を初めとする役柄に移行していた時期があった。。
が、人生最後の大舞台はやはり何度も何度も演じてきた、アウトローであり、ピストルの硝煙の匂いたち込める影のある男の役だった!
これが世界を愕然とさせた!
誰??どんな経歴の役者??
使いたい!!
しかしご存知の通りだ。。。
繰り返し繰り返し。。
ある時愚鈍に感じながらもそれに効し切れない自分がいる。
変えたい自分がいる。。
そう考えても、卑下し、諦める自分もいる。
しかし続けている。。。。
変えたいと思っているが、実は同じモノの繰り返しでも確実に変わって行く自分に自分は気づかない。。
ある時誰かが変わっている自分を教えてくれる。。
すこし感じるかもしれないが。。
でも、その時ですら同じ事をしているのだが。。。
そんな僅かな事に情熱を傾けた最大は“勝新太郎”ではないだろうか??
私は彼が語った中でドキドキする言葉がある。。
彼がメガホンを撮った映画での一幕である。。
群集シーンの撮影のため、大量のエキストラを雇い込んだ!!
アシスタントが進言した
「監督、こんなにエキストラは必要ないんじゃないですか??」
「。。。。」
「第一、こんな人数フレームに収まりません!!無駄です!!」
勝は答える。
「フレームに収まる収まらないが問題ではない、フレームから切れるところでエキストラの人数を確認し、撮影してはいけない!」
「???」
「隣に人がいるのといないのとでは、役者の感覚がちがうだろ!」
本物とはこういうことだろう!
このわずかな感覚は本や人に教えてもらえるものではない。
繰り返し繰り返し培ったものからしか生れない!!
鋭敏な感覚だ。。
昨日より今日変わる自分とはこういう感覚の芽生えなのかも??
6・7年前駆け抜けた道。。
自分に与えられた道。。
変わったかどうか分からないが、今日も同じ道を走っている。。
繰り返し繰り返し・・
昨日より変わりたい自分をもった今日も。。
繰り返し繰り返し・・
何を演じているかさえ分かっていないが。。
ただ走り続けている。。
繰り返し繰り返し・・

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