2006年08月31日(木)
海の中道大橋 
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火垂の墓だ。。
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たしか結婚してすぐだったと思う、家で見ていたが最後まで見る事が出来なかった。
そんな人は多いだろうし、見た人からすると、そういう事を言う人間は“偽善者ぽい”感覚を覚えたかも知れないだろう。映画だから、フィクションでしかない。現実的ではあるがつくりものだから。。。そういう事を意識して、またドラマティカルに演出された計算なのだから…
しかし、私は見れなかった。誰になんと言われても見る事ができない。主人公と同様に妹が居るからということもあるかも知れないが、最大は幼い子供が悲惨な目に会うのが大嫌いなのだ。
だから、TVのニュースで日々流れる幼児や少年少女の悲惨な事件は見るに絶えない。
というのは言葉だけでなく
私は実際にすぐにチャンネルを変える。見れないのだ。。本当に…
家族も分かっていて、私がすぐ「変えろ!」と怒鳴るから
この手の事件だとすぐにチャンネルを変える。。。
今回も酷い事件があった。
飲酒運転の市役所職員の若者が、幼い家族が乗る車に激突。。
幼児3人死亡。
なんとも。僅かな年数しか生きれず、しかも何の罪もない。
今回の被害者である父母には少し敬服した。
記者に対するコメントで「申し訳ない子供に…」という言葉を発していたことに、なにか最近感じたことのない感覚が芽生えた。。たしかに罪悪は加害者が居てこそなのだが、そんなモノを超越して、恨みつらみの前に、我が子供の人生をそばに居て守れなかったことに対する呵責が先に立ったコメントには僅かな感覚の違いだろうが、私は最近なかったモノを感じた。
そして、加害者の親は地域の消防団員か何かで、自分の息子が起した事件とは知らずに救出活動に参加していたことが後にわかったが、この事を聞いた被害者の父親のコメントも私は最近感じたことの無い感覚の言葉であった。。
「親として感謝します。」
この被害者の方がどういった方かは勿論存じ上げないが、しかし言葉には敬服した。もし自分がこのような悲惨な目に会い、このように全国放送のマスコミを前に、このようなコメントを落ち着いて喋れるのであろうか??
私も子供を持つ親で、同じような立場になる可能性が無い事はない!それは被害者かもしれないが加害者の親という事もあり得る。。
公徳心という言葉がある。
この国には本質的な公徳心があったはずだ。
中国や韓国のように儒教という哲学でガチガチに固めないと機能しない公徳ではなく、自然に感情の内から出てくる公徳があったはずだ。。。
司馬遼太郎が歴史小説を書くキッカケを以前語っていたのが印象的だった。
彼は戦時中、戦車隊の隊員で、ある時上官に質問したらしい?
「本土決戦、市街戦になれば戦車の移動はどのように??」
上官は
「当然、市街地を移動する!」
「でもそれでは、国民がひき殺されてしまいます!」
「仕方ないだろう!」
国民を守る軍人が、国民を殺すことに抵抗がない…一体何を守るんだ??
という事から、なぜ、この国はこんなバカになったんだろう?なぜこんなバカな戦争を起し、国民をここまでくるしめたのだろう?という疑問を探るため、どの時点からおかしくなったのか?この国の過去の偉人とそれに関する歴史を調べるにいたったと…・
公徳、公の徳。
私は子供と老人は国の宝であると信じている。
老人は今まで公のために仕事をして来られた功労者であり、そして子供はこれからの公を担う人材であり、国家にとってはかけがえの無い宝である。
だから私は自分の子供であっても、公から預かった子供であると、極力自覚するようにしている。子供の健やかな成長は、私たち夫婦の成長であり、公から課された使命であると、そして彼らが成長した時、公のために役立つ人材になるために。。。
だから昔は近所のガキも自分のガキも同じように平気で大人は怒ったのだろうし、怒られた子供のほうが無条件に悪かったのであろう・・
私はヤマギシズムの信奉者でもなんでもないが、自分の所有という意識を持たないよう自戒している。だから私は放任ではなく、自分のエゴを押し着せないないようと常に考えている。。
経済ばかりが優先する世の中で、子供が居ない方が。。。などというバカな考えが生れている昨今、そんな国はいったいなんなんだ??だれが国家を担うだろう??
自分が良ければそれで良いだろう・・死んでしまえば“後は野となれ山となれ”かぁ??
ましてや子供を陵辱するような大人など、一々人権を振りかざすまでもなく
死刑にすべきである!!
この国の子供は、究極はこの国で暮らす皆の“子供”である。
公徳心のない国に“愛国心”などあるのか???
初めての子供が出来た時、私は嬉しさよりも不安で不安で仕方がなかった。。
家の中にある尖った角という角をカンナで削りたい心境だったし。毎日仕事から帰っても
今日も怪我もなく無事だったかどうかが先ず確認することだった…
それは…
今でもキツク覚えているが、母は、私にはじめての子供が生まれたとき、怖い顔で私に語った。
「物心つくまでに、子供に何かあったら、どんな理由があろうとも親であるアンタの責任やで!!絶対に目を離しなや!!ええな!!」
物凄い形相で、真剣勝負に向き合うような感覚だった。。。

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