2006年07月13日(木)
不撓不屈の若者 
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なぜかイライラする。
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自分も十代の時分、常にイライラしていた。
よく反抗期などという言葉で括られ片付けられがちである。
しかし、なんであんなイライラしていたのだろぅ??理由なんか無かった。
でもなんだか分からないが常に渇望感があった。
上手く行かない事柄は、常に自分が悪いわけではなく、他人のせいにも一杯した。
自己反省なんかしたこともなかった。
今我が子、長女がそんな時期だ。自分も通ってきた道なのだが、あんまりよく分からない。
そっとしている以外思いつかない。多分理由なんかないんだと思う。
自分もそうだった。朝、喋りかけられるのも鬱陶しかった。
みんなそうなんだろうか??
そうなんだろう!
多少の違いはあるが、みな若者はイライラしていて、胸の中がザワザワしているに違いない。そして時代が変ろうが、若者の本質は傍若無人であり乱暴的で常に何ということなく渇望感を抱いているんだと思う。。だからマグマのような若いパワーが溢れ出すのであろう。そしてその方向性の制御が出来ないのも若者であるが所以だろう。。
若気の至りというが、それもないとまた困る!!
元日ハム監督の大沢親分などは、高校時代審判の判定に腹を立て、試合終了後審判をベンチ裏に呼び出し“ぶん殴った”らしい!!今だと大問題になるのだろうが、このときのぶん殴られた審判が言った事は「君のようなガッツ溢れ闘志溢れる若者が我が母校には必要だ!是非とも立教に来なさい!」だった。。
色々今と比較にならない状況だが、しかし怒りのパワーが常に若者の胸にはあり、抑えきれず暴力や暴力的な言動に向かうのは時代とは関係ない。常に大人がターゲットだ。
大人とは基本的に“嘘つき”である。
嘘が無いことが嘘なのである。。
これに我慢できないまま年齢を重ねる事の方が至難の業なのである。
誠心誠意“嘘”をつき、自ら秘めた理想を形に出来る大人の皮を被った若者が如何ほどいるか??
大抵の嘘は嘘の嘘でしかない。。
嘘を破壊する攻撃的“嘘”がない。
カウンターカルチャーなどと現在言わないが、でも若者の本質はズッとそうなんだと信じている。
自ら主張するか、客観的にそうゆう形になっていようが
破壊こそが若者の特権で、若者しかできない事である。
そして最後大人に負けるのも若者であるからでなく、同志が大人に取り込まれ、大人化していくからである。総体としての形は負けるが、勝負を挑んだ事柄は残り続け、また新たな若者が増殖されていく。。もしくは万に一つの確率でシーラカンスの如き存命の奇跡が起こる!!
なにか分からないイライラを抱き!!
若者がいないと世の中は動かない。ジジイだけでは。。
そして一番大事なのは、年齢だけの問題ではないという事だ。
何時から若者で無くなるのか?
こんな事の客観的線引きはない。
他人の判断?それも多少あるだろうが、実質は内面のパワーの問題であり、90歳でも常に怒り
破壊・再構築を目指す“若者”は存在すると思う。
不撓不屈これは若者の言葉だ!!
ある男の話…
その男もイライラしていたのであろう。。
腹が減っていた訳ではないのだろうが、うどんの食い逃げをやらかした。。
四国高松で。。。
首謀者として学校で罪を負わされ放校!!京都の名門同志社に転向させられる。。
しかし、そこでもイライラしていたのだろう。。
次には乱闘騒ぎ!!
またまた首謀者として放校!!
逃れるように東京へ、女遊びに没入しつつ勉学に励む。
紆余曲折の人生!!
やっと勤めた先でもイライラしていたのであろう!
政府弾劾演説会に飛び入り参加し、服務規程違反を問われ免職。。
その後
役人、でも宮仕えが生に合わず退職。
弁護士、へと
社会にて辛酸を舐め、社会の底辺を知る事で、人の痛み弱みを熟知していく。市井に渦巻く欲望に負けることなく泳ぎきり、相手をやり込める術を蓄積していく。
しかし、イライラは続くのであろう。。
国会議員へ。
しかし落選。。
その後当選。
身についた舌鋒の鋭さで頭角をメキメキ現す!!
何時しか“やじ将軍”の異名を取るまでに出世する。
“だるま”の異名を持つ、高橋是清大蔵大臣が海軍予算を説明中「陸海軍共に難きを忍んで長期の計画と致し、陸軍は十年、海軍は八年の…」と言いかけたときに、
「ダルマは九年!」
とやらかした!!
政界の中枢へ!!
鳩山君、君は将来、総理となれ。じゃあ、その時に君は衆議院議長だな。。
盟友“鳩山一郎”の軍師になる。。も
疑獄事件に連座し、有罪判決を受け一時政界を去ることになる。
その後
「翼賛選挙」に非推薦という逆境で出馬し当選、政界に復帰する。
終戦。。
敵は吉田茂及び“吉田学校”
打倒吉田茂を旗印に盟友鳩山一郎と戦闘を開始するが
公職追放となる。
5年・・
公職追放令が解除されると、再度、吉田打倒に動き出す。
が、盟友鳩山一郎が脳溢血で倒れる。。
彼のイライラはまだまだ続く。
病院でベッドに横たわる鳩山を見舞いに、半身が不随となり、弱々しく寝ている鳩山に檄を飛ばす。
「いつまで寝ているつもりだ!」
「こうなっては、もう駄目だよ。僕はもう終わりだ・・・。」
感極まって泪を流す鳩山の姿を見ると、全身の血が煮えたぎるのを憶え!!
こんなところで終わってたまるか!
「泣くな!泣くな鳩山!わしは必ず君を総理大臣にする。君の手足が回復できず一生動かなくてもだ!」
鳩山の泪は止まらない。
「わしが死んでもだ。わしの魂だけになっても、吉田を打倒し、君を総理大臣としなければならんのだ!」
そう叫ぶや否や、泪を流す鳩山を尻目に病室を出た。
乾坤一擲の策、戦闘開始!
「寝業師」としてあらん限りの智謀を傾け反吉田闘争の先頭に立つ。
吉田体制の攪乱を謀り、池田勇人通商産業大臣の「中小企業の一つや二つ倒産し、自殺してもやむを得ぬ」と失言に対し野党から池田通産相不信任案が提出されると、配下を引き連れ本会議を欠席し、不信任案を通過させ、池田通産相を辞任に追い込む。
起死回生の好機到来。
捲土重来の策謀!!
バカヤロー解散を仕掛け
吉田内閣打倒!!鳩山内閣が成立。
その後“国士”として策謀を働かす。
日本のグランドデザインを描くために、保守を大同団結し、日本の政治を担う過半数を確保した強い政党の必要性を痛感。。
魑魅魍魎の政界中枢に仁王立ちし、誠心誠意の“嘘”を駆使し!
敵対大物政治家を篭絡!
保守大同団結の55年体制を結実させる。。
自由民主党の誕生!
こんな不撓不屈の若者・?がこの国には存在した。。
彼の残した稚気溢れる言葉がある。。
選挙中の立会演説会において、相手候補から対立候補が「さる有力候補は愛人を3人も囲っている」と批判された。
ところが、次に演壇に立った彼は
「さきほどの弱小候補が述べた愛人を囲っておる候補とは不肖わたくしであります」と愛人の存在をあっさりと認め、さらに「先ほどの候補は3人と申しましたが、正しくは5人であります。それも今は年を取り役にたちませんがこれを捨てるに忍びず、現在も誰一人捨てた事がありませぬ」と反論した。
その率直さが好感を呼び拍手喝采!!で当選を果たした。
またこんなことも言った!
「女3人も喧嘩させずに御させないで一国の総理になれるか!」
ハハハハハ!!
女一人の存在は如何ほど大きいか!
3人寄れば男にとって“国家”ほどの難題なんである!!
実になんとも言えない“男ぶり”いや“若者ぶり”ではないか!!
不撓不屈!!の若者・・
今彼は、うどんの食い逃げをやらかした高松の栗林公園に銅像となって立っている。
今度会いに行こうと思う。。
「よぉ!よく来たなこのガキンチョ!はははは!」
って言われそうだなぁ・・・・

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