2005年07月28日(木)
■□■ 久米通賢という人 ■□■
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中学校2年のとき司馬遼太郎の「竜馬がゆく」を読み、それ以来ずっと歴史小説ばかり読んでいる。TV番組も歴史ものは欠かさず見る事にしている。歴史といっても私の場合日本史に限定され、外国の歴史に関しては特に興味がない。
NHKの午後9時15分から始まる「そのとき歴史が動いた」は結構好物である。このNHKの時間帯はかなり以前より歴史番組であり、何度かコンセプトとタイトルを変えたが今も続いている。
比較的どんなものも興味をもって見るようにしているが、平安時代があまり好きではない。
特に理由はないが何故か好きではない。
以前は歴史の中心に存在する人物や事件に対し興味をもって見ていたが、今は隠れた存在などに興味を惹かれ、そういった人物に関心を持っている。
偉人・いじん・えらいひと・というのは基準はない、しかし有史上登場するかどうかで一般の認識下に置かれるかどうかの差ができ、その後の人物像等その人に関わる事が資料等形成されるかどうか決定づけされる。したがって歴史の中にはぜんぜん知らない偉人がたくさん存在する。
歴史という物語を中心に考えると人物はキャストになり、本筋からはずれるキャラクターは案外疎外され、全体からコアな世界の中心人物となり一般の認識からは遠ざかって行く。
しかし中にはその特異なキャラクターによってミニマムな世界から、吹出しのように飛び出す人物が結構多いのも特徴の一つだ。
なぜこんな事をグダグダ書くかと言うと、評価されないどころかまったくその存在の顕彰を歴史上でしていない人物がいるからである。地域の偉人と捉えられているが、明かに違うだろうという人物に最近出会った。
久米通賢。(くめみちたか・つうけん)
四国香川県出身の偉人だ。
同郷の歴史上の人物で有名なのが平賀源内である。平賀源内は卓越した発想とアイデアで歴史上名を残しているが、久米通賢も同じく卓越した知能を有する科学者であった。
しかもずば抜けているといっても過言ではないだろう。平賀源内が1779年伝馬町の獄中で死ぬ5年前の1774年に生れている。生まれ変わり説まで存在する。
一般に日本地図を作成したのは伊能忠敬と小学校の教科書で教えているが、間違いではないのだが測量器具の精度が久米通賢の作ったものの方が遥かに優れており、しかも伊能が実測するずっと以前にその技術を持ち合わせていたらしい。しかし高松藩が伊能の全国測量に先駆けて実測するためだけにその技術が活かされたみたいである。当時のヨーロッパの技術と比べても比肩するというより越えていたらしい。この測量の件だけではないその他多数の発明を成し遂げているが、江戸時代の国はすなわち藩であり、結果国内的にしか評価されていない。それは国内(藩内)に相対比較するものがなく、理解しがたい絶対値として奇異な存在でしかなかった。しかし現在の歴史上の相対比較からいくとかなりずば抜けた人物であるのは間違いない。
この高松藩の資質は、現在の地域性の特徴に通ずるものがあると私は断言する。誰かに批判されてもこの説は曲げるつもりはない。
久米通賢の最大の偉業は“坂出の塩田開発”だろう!1950年代日本全国の三分の一を供給した塩田の礎を築いた事だ。ひいては日本人の為にした大偉業であろう。
もともと財政の逼迫する高松藩に塩田開発を進言したが二年間放置された。いろいろ問題があったのであろう、財政と既得権益のシガラミ等なかなか現実性が伴わなかったのも理解できる。そして技術的に当時は稚拙で出来ないという判断があったと思われる。
しかし急転直下実行に移される。
結果的には久米通賢の能力で完成するが、財政難の藩状から工費が逼迫し最終的には久米通賢のみならず久米一族の私財を投げ打って完成させる。その塩田が坂出塩田王国の礎を築く事となり、一時期日本の三分の一を供給するまでになる。
問題が2つある!私は怒っているのだ!
一つは!
ここまではそこそこ近年知られている史実なのだが、郷土の偉人としての坂出そして
高松はじめ香川県の捉え方が“しょぼすぎる”もっと郷土の偉人を喧伝すべきではないか?
そして郷土からはなれ日本全国、日本の偉人の一人としてもっともっと認識してもらうべきである。
大体、YAHOOで久米通賢を検索すると163件しかヒットしないし、ほとんどが塩と
測量技術のみの紹介で、人物側面を深く伝えるものがない。
もう一つの問題は、久米通賢の晩年である。この件にふれるサイトは皆無であった。
久米通賢は塩田開発時に私財を投げ打った事から晩年は赤貧に喘ぐ。藩は塩により財政が倍増するが久米通賢に対する恩賞はなかったと聞く。そしてあまりにもの貧乏に耐え兼ね藩に窮状を訴えるが無視をされる。
“この事実がまったく誰も語っていない。”
中間で申した地域性とは、この事に由来するものが大きく存在する。
いまだに隠れた存在にしていていいのですか?香川県!
学者や小説家ではなく、郷土でもっと顕彰してもいいのではないでしょうか。
判断するかぎり、戦後輩出した総理大臣よりも間違いなく偉人ですよ。教科書に載せても良いくらいの!!!!
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