2006年04月07日(金)
今日亦無事4 
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この事故の時もまさしくそんな感覚であったが、数秒のちに現実に戻ると今度はどのように対処するのかが分からず立ちつくしてしまう。。ある種の経験不足ということもある。。
このような事は本来経験してはいけないのだが、しかし最低限の初動は知識としてもっておかなくてはいけない。そう考えると教習所などは事故をおこさないようなテクニックや法規は教えるが、実際に起こした時の対処は教えてはくれていない。
私はただ“ぼぉ~”と立ちつくしていた。。
幸運だったのか?事故現場の斜め向かいが喫茶店で、そこに非番の消防署員がおり、事故直後に店から出てきて、救急車や警察、そして事故現場の保全までしてくれた。。
その間近所の人間がごそごそ集まってきて、事故現場及び私をグルッと取り囲んでヒソヒソと話していた。。。
うわぁ~…最悪や~。。
完全な犯罪者であった。。
なにより被害者が呻いて路上に俯せに寝転がっており、“大丈夫ですか?申し訳ありません。。”と声を掛けるしかなく、なんともしようのない時間が漠然と流れていた。。。
暫くすると救急車とパトカーがほぼ同時にやってきて、被害者は搬送されていった。。
消防署員がおおよその状況を警察に話しをしその場を去った後に、
残った私は警察に事情聴取された。
いろいろ聞かれたがハッキリ言って記憶に無いのだ!!
「どの位置でブレーキを踏みましたか?どの位置で停止しましたか?」
「この辺だと思うんですが?」
「それは違う!この位置だと、あなたの車体の長さからするとこの位置での接触は考えられない!」
とかなり正確に突いてくる。。。
そのはずだ、
消防署員がチョーク代わりに何かでポイントをマークしていたからだ。。
一通り事情を聴取されている間に警察官に無線が入った!!
「ハイ!えっ!そうですか~分かりました!」
実は同時期に近くで事故が起こったようだった。。。
警察からとりあえず署に来るように!と言われ署に向かった。。
警察署の所定の場所に行くと、さっきの警官がおり
「あー・・申し訳ないが少し待っててくれますか?他の事故の処理に向かうんで。。」
「あっ。はい。。」
と薄暗い廊下の汚い長椅子に腰を下ろし、ぼぉ~としていた。。。
しばらくして“あっ!会社に連絡しなくては!”と気づき、急いで公衆電話を探し会社に電話を入れた。。。
この手の事は当時総務の部長に連絡を入れる事になっていたのだが、
この方が“キョーレツ”に怖い部長であったので、一瞬ダイヤルを回すのをためらったが、仕方がないので覚悟を決め電話した。。
ルルルルルルル・・
ガチャ!!
「ありがとうございます●●会社総務部です!」
「あっ、す、すいません、営業の●●です。。部長、お願いしたいのですが。。。」
「ご苦労様、ちょっとまってね」
と数秒間あり部長が電話口に出てきた
「おぅ!どないしてん!なんや??」
「あのぅ~実は申し上げにくいんですが。。。事故をしまして。。」
「あー?なにしとんねん!!そしたら警察に電話してあと会社の保険屋に連絡するから!」
「いっ、いや部長。。人もはねたんです。。。」
「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!おいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおい!!」
と訳のわからないお経のような驚嘆の声が受話器から響いた!!
次の瞬間、来る!!そう!怒声が!と思い無意識に下腹に力が入ったが
「今、どこにおんねん??」と案外穏やかであった。。。
「警察署です。宇治の。。。」
「そうか。。ほんなら、車両運行管理責任者のTさんにそっちに向かってもらうわ!!」
と電話が切れた。。。
その後、元の薄暗い廊下の長椅子に戻り、さっきと同じように何をする事もなく、ただ、ぼぉ~としていた。。。。
“どうなるのかなぁ~?俺。。。。??!大丈夫かなぁ~あのおじさん。。”
と、頭のなかは故障したフィルムの様に、事故直後の映像が何度も何度も流れた。。。
つづく。。

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