2006年03月12日(日)

子ほめ条例 

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なにが?
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よろしくお願いします。
Kyoちゃんが小学校を卒業する。。
おめでたい事なのだが、なんか少し淋しさもある。。
早かった?うーん?よく分からないが、しかし気づいたら、もぉそんな歳かぁ。。
出張の多い私は、平均的な父親に比べても接触時間が少なかったのは間違い無いだろう。
まぁ遠洋漁業の方ほどではないが、しかし確実に彼女が生れてから小学校低学年までは月の半分家に居なかった。。
小さい時分、そう、物心つく前までは確実に出張から帰ってくると、
父親というより、何日かごとにかえってくる“おっちゃん化”しており、帰ってきて暫くは“なつかなかった。。”
やっと“なついた”頃にまた出張・・
そんな繰り返しであった。。
そんなことがあったなぁ~
と思った瞬間、なんかKyoちゃんとの時間を埋めたくなったのか
昨日は突如思い立ち“カラオケ”行こう!!
と提案し家族4人で出かけ“大声”で歌った。。
ちょっとした卒業を祝う“カラオケパーティー”となった。。
よかった・よかった!卒業~!
今日も、なんかしようかなぁ!と朝起きると、私以外は出かける用意をしていた?
「あっ、あれ??何処行くの??」
「えっ?パパ言ってなかった??」
「なにが?なんも聞いてないよ!」
「子ほめ賞!」
「子ほめ?? 賞?? なんじゃそりゃ??」
「市から貰う賞やん!!Kyoちゃん表彰されるんやん!」
??????
ハイと手渡された市からの書類をみると、どうも市の条例で制定されたもので、4回目らしい。
子ほめ条例。。
目的:校区の児童、生徒の良い個性や、社会性を発見し、これを表彰することによって、 元気な児童、生徒を地域ぐるみで育て、地域の子供と大人の良い関係をつくる。
へ~!!
「ところで、Kyoちゃんは何をほめられるの??」
「清掃賞!!」
「清掃賞???なにそれ??なんで???」
と、もう一枚書類を渡され見ると色々な賞が載っていた。全部で20!!
1、 奉仕賞 2、親切賞 3、学芸賞 4、体育賞 5、努力賞 6、創造賞 7、読書賞 8、作文賞 9、友情賞 10、挨拶賞 11、清掃賞 12、手伝い賞 13、留守番賞14、動物愛護賞 15、面倒見賞 16、皆勤賞 17、チームワーク賞 18、笑顔賞 19、おもいやり賞 20、その他
とあった。。。
なんか、なんでもあるし、しかし表彰根拠がはっきりしないというか。。。
最後の“その他”??っていうのはなんだぁ!!
しかし、しかしである! なんで我が子は“清掃賞”に選ばれたんだぁ~???
「なぁ!Kyoちゃんなんで??」
不思議だから聞くのだが、
「うーん・・わからへん…でもなぁ、なんか清掃賞ってなぁ…・」
そらそうだ!!できれば女の子なんだから“笑顔賞”とか“おもいやり賞”とか根拠がハッキリしなくとも“可愛い”のが良いような、父親としては思わなくは無い!!!
どうも清掃賞の理由として
ある時学校で一人で階段を掃除している時、校長や教頭や主だった先生が横を通りすぎ
その熱心な姿が印象として残ったのではないか?というのがKyoちゃんが示す根拠であった。。
うーん。。それだけの事で。。。なんともなぁ~である。。
「清掃賞??うん?どの子にする??」
「あっ!そうそうこないだ一人で階段掃除してた子!あの子でいこう!」
みたいなもんだろう。。。。
目標とすることと手段、それがたいてい手段が目標になり、無味乾燥であり提唱者に対しても真の意義の理解があるのかどうか疑問を感じてしまう。根本がどうもおかしいような気がしてならない。
誉められないことが多いから誉められることが光るのであり、それは模範となりえる。であるなら誉められないことが一体なんなのかをハッキリと理解させる事の方が遥かに重要で、また膨大かつ収拾つかない重労働なはずであり、大人の仕事はこの事を教え叱ることだ、それが地域の大人の使命であり、そういう関係こそが本来の良い社会ではないか。
大体子供は人間としては不完全きわまりないのだから。。
そんな事を言うと、子供を尊重できてないとか“個性”という事を金科玉条のように振り回す輩が多く存在するが、現在の教育の荒廃はこの“個性”という媚薬が効き過ぎてしまった
結果だと私はかんがえている。
そんなことで“へしゃげる”ものは最初から個性でもなんでもないし、“へしゃげた”ほうが良いのだ!!
それをなんか適当な大人の満足のような、あまりにも軽薄な誉め方をしてよいのだろうか??
私は案外子供の方が醒めていて、大人を喜ばせてやろう!などと考えているような気がしてならない。。。
偽善者に対しては子供の方が遥かに鋭敏である。。
これは可愛い我が子が“可愛らしい笑顔賞”ではなく“清掃賞”だったからという“ひがみ”で思うのではない(笑)。。
調べると結構地方自治体で行われている条例で、数年前ある地方で始まったらしい。
主旨は地域の子供が小学校を卒業するまで全員がほめられ、そして賞を貰うという事で始まったみたいで、たしかに地域ぐるみで全ての子供をほめて育てよう!!ということであった。しかし、よくよくしらべると、始まった地域は過疎に近い地域で子供もわずかで、卒業までに一人の子供が何回も色んな賞の対象になり、其れなりに地域間でその子供をより強く包括できるような一体感が感じられる。。
しかし我が校区で同じ主旨でやってもなぁ~というのが私の率直な感想となった。。事実実感が伴わないし、我が子の対象しか感じないし、なにより形骸化した匂いがプンプンだ!!
まぁやらないよりはと言う感じであるし、提唱している政治家を私はしっているが、
うん??? となる思想の人物でもある。。
でも思い返せば我々の時分には、もちろんこんな賞は存在しなかったし、だからといってほめてやろうなんて空気もなかった。
大体“ガキ”などは、つねに“怒らなくては”という存在で、私らそしてそれ以上の世代はつねに知らん“おちゃん”や“おばちゃん”に怒られていた!
怒られると、まさしく脱兎のごとく逃げた!!
逃げるのは悪い事をするからで、当然分かっていての確信犯である!
ガキなどは土台誉めると付けあがるだけだ!!
誉められてる子供などをみかけると“あいつ、ええかっこしとる!!”と仲間からも爪弾きにあったものだ。
そして必ず地域には煩い親父が存在し、わたしなども住宅街で野球をやっていて必ずそれら親父に“ほかいってやれー”と怒られるのだが、何故か不思議と必ずそういった親父の家にボールが入り、肝試しのごとく“じゃんけん”して負けたやつが取りに入ったものだ。。
こらー!
とバレると“ワぁー”と走り、その中の奴が必ず意地悪に
“●●はよ走れー!”と名前をバラす!!
“名前をいうなぁー”
と怒られてることすらプチイベントとして楽しんでいた。。
そして怒られる子供が必ず悪いのであり、はっきり誰が見てもわかる悪さをしており、決して怒る大人が悪いなどということにはならなかった。。
子供も十分承知の上の悪さであった。。
喧嘩はなぜ悪い??
やった事もない喧嘩を、やる前からいけない事と何故言え、そしてどうやって理解させる??
転ばぬ先の杖を用意するのではなく、ドンドン転べる場所を与える事のほうが大事だ!!
そういう意味では危ない存在も必要だ!!
私達の時分、校区には必ず、変な“おっちゃん”も存在した。。
昼からブラブラとして、働いてるのか働いてないか良く分からない怪しい親父がおり、たまに
“おぅボクぅ!アイスキャンデー買うたろかぁ!”
“えっ!ええのおっちゃん!”
と親に言うと怒られるような人物からアイスキャンディーを奢って貰ったりしていた。。しかし今もって何者かわからないが、ホンわかと漂うアウトローの雰囲気がとても大人ぽっく感じて、親に怒られつつも近づいたりしていた。。
そして、子供心に“このおっさん大丈夫かぁ??”逆に子供が感じるような存在でもあり、
所謂反面教師的でもあった。。
そして僅であるが大人の世界を覗く窓口のような存在であった。。
そんな混沌とした環境と誉められた者ではない人物が、私の子供時分にはまだまだ存在し、親以外が結構多くを教えてくれたような気がする。。
今のように地域に“変態”がこれほども増殖しておらず、大人は大人の事で精一杯頑張っており子供はなるだけ邪魔にならないよう悪戯を楽しんでいた!!
よく小さい時に“大人の会話に入るな!”と怒られたものだった。。
なんか今回の子ほめ条例の目的、“地域の子供と大人の良い関係をつくる”という文章を見たとき、
うそぉ~!!なんか違うぞぉ!!と感じたのは私だけではないはずだし、
誉められるというのは、必ず誉めてもらいたいという気持ちと対象が存在するはずで、
こんな大仰に“ほめてやろぉ~”というのはある意味滑稽でしかないし
そんなに簡単に誉めちゃいけない!!
ましてやスーパーのワゴンセールのように。。。
大人はあくまで大人で、子供にとっては愛想のない大きな大きな存在であり、
まぁ!まだまだやなぁ!という子供にとっては自分をなかなか認めてくれない存在としてドンとあるのだ!!
私にとっても、いまだに“母親と父親”に、気持ちのどこかで誉めてもらいたい。。。
行政よ!ハンチクな考えで
ひとんちのガキを勝手に誉めないでクレ!!
誉められるガキを探すより、怒られてるガキを探すほうが困難になってる!そのほうが社会では問題ではないか??
あー!しつこいが、あくまで“笑顔賞”で無かったのを拗ねてるわけではない。。。
びっくり★Ⅱも、よろしくお願いします。。

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