2005年12月14日(水)

森の宗教 

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オーストラリアへ新婚旅行に行った当時のおみやげだ。
南半球では、クリスマス時期が初夏から夏にかけて訪れる。したがってサンタクロースグッズも海岸べりでトロピカルジュースを飲み、サングラスをかけ、赤の装束も半袖といったものが多かった。
別に当時を懐かしんでいるわけではない。
毎年この時期出てくるサンタの置物を見るたびに、私はある映画が音楽と共に頭に浮かんでくる。
戦場のメリークリスマスだ。。
この映画は1983年の封切りだから、今から22年前の作品で、その当時の私の年齢は17歳だった。
大島渚の久々の本格的な映画であったと言うことと、カンヌ映画祭出品や、坂本龍一、ビートたけし、デビッドボウイというかなり異色で個性的なキャストがマスコミの話題をさらっていた。。。
結局、カンヌのグランプリは同時に出品された今村昌平の楢山節考、いわゆる姨捨山の話が取り、戦場のメリークリスマスは選外になった。。
私もこの受賞はなぜか意外で、なんでぇ?という感想を持ったのを覚えている。それくらい結構この映画に皆期待しており、そしてかなり芸能ニュースが集中していた。
たしか私は封切りから間もない時期に早速見に行ったはずだったが、
誰と見に行ったか今では覚えていないし、高校2年か受験を控えた3年だったかもはっきりしない。
しかし確かに劇場に足を運び見に行った。
はっきり言って映画のストーリーは分かったが、映画全体が伝えようとしていた内容が全く理解出来なかった。。と批判的な意味ではなく、理解力がなかった。パンフレットを購入し、解説や著名人が寄せる感想(糸井重里・横尾忠則らの)を読んだが、それでもよく分からなかった。。。
頭が悪かったんだと今更ながら痛切に感じる。。。。
映画全体が南洋の美しい映像で仕上がっており、邦画にしてはそれまで見てきたものに比べてもスケールの大きさを感じた。そしてストーリーに沿った印象的なシーンが幾つもあったが、ラストのシーンでビートたけしの顔がスクリーンにドアップになり!
【めりーくりすます、めりーくりすます、みすたぁ、ろーれんす!】と叫ぶシーンだけが頭にこびりついて劇場を出た。
その後何かの機会でテレビかビデオで見た記憶があるが、それでもせいぜい1・2回くらいのものだ。しかしはっきり言ってなぜかものすごく印象に残る映画で、理由はわからないが“私の好きな映画”の中には常に上位として位置づけられている。。
時間がたちこの映画が頭を駆けめぐるとき、次第に当時分からなかった事が、自分なりに少しずつ理解出来ていくようになっていった。。実に不思議な映画だ?そう思うとこの映画の内容とは20年くらい付き合っているし、年と共に思考の角度が変わったり、私にとっては実にスルメのような映画なのだ。。
つづく。。。。

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