2005年07月15日(金)

名古屋on my mind 

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私は名古屋には一方ならぬ思い出がある。26歳より34歳までの8年間仕事で月に2週間弱滞在していた、毎月である。
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ある日上司より呼ばれた、「出張に行ってくれるか?」
「はい、どこへ」
「名古屋だよ」
「何時ですか?」
「うん・来月から毎月」
「えっ毎月って何日くらいですか?」
「まぁ2週間くらいかな」
「えっ!私3ヶ月前に結婚したばかりなんですが。」
「それがどうした?おかしなやつだなぁ!単身赴任じゃないよ出張だよ。」
単身赴任に近いではないか。。。。。。。。。。(涙。。。。。)
こうして毎月の名古屋出張が決まりました。
泊まる所は我社がお世話になって30年という“S旅館”。
この時代に出張で旅館?名前だけかなぁ?
しかし着くと木造の間違いのない旅館でした。気を取りなおし玄関より
「おせわになりまーす。」と問いかけました。
「いらっしゃい!」となかから優しげな初老の夫婦がでてきました。
旅館といっても旅行向きではなく、各地の出張員が泊まる“商人宿”でした。
一般的なサービスは特にありませんでした。気づいた事は自分でやるような所でした。
共同風呂・共同便所・共同洗面所・等々。当然バスタオルはありません。
なかなか馴れませんでしたが、永年会社がお世話になっているので辛抱しました。
何ヶ月か経ち、旅館が鉄筋のビルに建て変わると小耳に挟みました。
やっぱり時代の変化に遅まきながら対応するのかと思いました。これでビジネスホテルになるかと少しホッとしました。
それから数ヶ月後、出張に出る前に予約の電話を入れようとしましたが、ハッと気づきました、そうだ確か工事が始まるんじゃなかったかな?今月は無理かな、でも一応確認だけはしておこうと電話しました。
「お世話になります。今月は無理ですよね?」
「・・…」とすこし無言のあと「い・いや、だっ大丈夫」「安心してきてください。」
「じゃお願いします。????????」
なんか変でしたが、まぁいいっかと思い出張に向かいました。
到着すると旅館は“さら地”でした。奥の母屋(旅館の夫婦が寝ている建て物)がぽつんと
残っていました。
えっ!やっぱり無理やン!しばらくすると私の到着に気づき、中から“おかぁちゃん”
(旅館の奥さんをそう呼んでいました)が出てきました。
「迷惑かけるねー、でも大丈夫だから安心して、母屋があるから」
「えぇぇぇぇぇぇー」
「さぁ入って入って、さぁさぁ」
私の動揺は無視のようです。
部屋に着くと信じられない事をおかあちゃんは私に告げました。
「今日から水出ないの!」
「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇー」
「べっ便所は使えますよね?」
「あー残念便所も無理なの」
「じゃっじゃあ、どっ何所ですれば?」
「一番近いのは向かいの名古屋高速高架下の公衆便所、でもあそこはホームレスがいて危ないからねー」「あっ、もう一つはちょっと遠いけど神社!あそこは安全よ!」
愕然としました問題の箇所が違うぅぅ。。。。。。。。
疲れて考える事も出来ませんでしたが、おそるおそるもう一つ聞きました。
「あのぅ、お風呂はどうしたら?」
「お風呂はね商店街の銭湯!あとでついて行ってあげるから!安心よ」
もう何が何だかわからず、適当にとにかく考えない様、この悪夢の1日を早く終わらすことに努力しました。たしか7時位に着き10時には寝ていたと思います。(悲。。。)
翌朝、歯を磨こうとしましたが水道が使えないのを思い出し、“おかあちゃん”に何所で顔を洗うか聞きました。そうすると黙って指を指しました。その指の方向を見ると、旅館を取り壊した後の“さら地”を指していました。
「どこですか?わからないんですが。」
「あそこだがねぇ、ほら管がでてる」
「……・?…・!!!!!」
なんと原爆が落ちた後の廃墟の水道管のような、管が剥き出しの蛇口がありました。
しかも通りに面して。通りは地下鉄に向かうビジネスマン・OLがシャカシャカと歩いていました。
うーん、辛抱。
「大丈夫よ安心して!ちゃんと水出るようにしてあるから、あそこだけは!」
問題の箇所が違うぅぅぅぅぅぅ。。。。。。。
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ほんとうによかったです。
愛知万博は、なんか気になりつつも
行く機会がなかなか作れません。
それにしても、貴重な生活を体験されましたね。
私が体験した震災時でも、
洗面台と便器はありましたよ(^_^)
改めて、「水」って大切~